6月も中旬に差しかかりますが、梅雨入りが遅れても真夏のような日差しが照りつける今日この頃。


新緑の秘境を堪能すべく、友人と二人で飯田線の旅に出かけて来ました。


過去にハードな秘境駅めぐりと天竜川の絶景めぐりはしているので、今回はハードな乗り鉄は行わずにウォーキングや温泉入浴をして、のんびり飯田線の沿線の観光を楽しみたいと思います。


友人とはドライブで秘境駅や天龍峡を訪れたことはありますが、二人で飯田線の旅をするのは初めてです。


まずは行くぜ、大嵐駅!


と言うことで、、、


最終電車の21時24分発の天竜峡行きが立ち去り、もう誰も寄りつかない秘境に佇む大嵐駅に来ました。


現在の時刻は夜の10時半。


新東名高速の浜松いなさジャンクションから三遠南信道に入り、終点の鳳来峡インターから国道151号・愛知県道428号・74号・426号・県道1号飯田富山佐久間線をひたすら走り続けて到着した秘境の地。


夜の秘境は正真正銘のナイトサファリに化しているので、鳳来峡インターからの一般道は慎重なドライビングを繰り返し、道中、車道を徘徊していた野生鹿4頭、野うさぎ1匹に遭遇。


動物に激突する恐れがあるので、夜間の秘境のドライビングは「スピードの出しすぎ」と「よそ見」は禁物です。。。


本日は大嵐駅の駐車場での車中泊なので、愛車のスーパーチューンド軽ワゴン、vしまかぜ君(ニュー・しまかぜ君)で出撃。


車に興味のある方はこちらの記事をご覧下さい。


ちなみに、大嵐駅は旧富山村の市街地から約1キロの距離ですが、もう誰一人来ることはない秘境にいると思うと、ヒジョーに不気味な雰囲気です。


こちらは日中の大嵐駅の休憩所。


休憩所内は、わりと綺麗な感じです。

しっかりとしたテーブルもあるので、食事もゆっくりできそうです。


が、休憩所は消灯され外も中も真っ暗です。


仕方がないので、ニュー・しまかぜ君のとっても明るいHIDヘッドランプとLEDフォグランプで休憩所内をロックオン!


地元のケンタで調達してきた夜食。


大嵐駅の休憩所のテーブルでケンタをするのが本日の最大のミッション。暗闇のなかケンタのチキンを美味しくいただきました。


ミッションが完了したら、ニュー・しまかぜ君を駐車場に移動して、


真夜中の大嵐駅を撮影。

豊橋方面を望む。

豊橋方面を望む。


飯田方面を望む。

一度体験してみたかった、大嵐駅での車中泊。友人がいたから出来ましたが、一人ではとてもじゃないけど恐くて出来ません。。。

一夜明けて早朝の大嵐駅。

休憩所には綺麗なトイレもあるので、身支度を整えたら朝のウォーキング。

天竜川に架かる巨大な橋梁、高鷲(たかす)橋へ。高鷲橋は橋梁の補修工事をやるそうで、周辺の樹木が伐採されています。今ならスッキリとした橋の写真を撮るチャンスです。

大嵐駅がある天竜川左岸(東側)は静岡県浜松市。

橋を渡った天竜川の右岸(西側)は愛知県豊根村の富山地区(旧富山村)です。

ちなみに、旧富山村と長野県天龍村を結ぶ県道飯田富山佐久間線は、この高鷲橋西側交差点から先は崩落により通行止め。

同じく旧富山村と長野県天龍村をつなぐ林道西山線も崩落により通行止め。

さらに旧富山村と静岡県の佐久間を結ぶ飯田富山佐久間線も崩落により通行止め。

通行止めのトリプルパンチにより、現在旧富山村を車で通過することは出来ません。

旧富山村は来たら戻ることしかできない、まさに袋小路な秘境の地となってしまいました。

秘境駅にはランクインしていませんが、大嵐駅は間違いなく百パーセントの秘境にあります!

高鷲橋から下流側を望みます。約20kmほど先に佐久間ダムがあり、広大なダム湖はここまで続いています。


上流側を望みます。この先には最強の秘境駅、小和田駅があり、静岡・愛知・長野の三県境です。


そろそろ朝一番の列車がくるので大嵐駅へ。

豊橋方面の景色。

飯田方面の景色。

全長5063メートルの飯田線の最長トンネル、大原トンネルの入口。

6時38分発の伊那松島行きが到着。

まずは小和田(こわだ)駅を目指します。