なんのきっかけか忘れたが

こどもが喉元をさわったら「あー」
首より下をさわったら「ぶるるるるる(唇をふるわせる)」
と応える、ということをやったら

めちゃくちゃ楽しそうで
飽きずに何回も何回も

「あー」
「ぶるるるる」
「あー」
「あー」
「ぶるるるるるっ、ぶるるるるる」
「ぶるっ」
「ぶっ」

きゃっきゃ、きゃっきゃ、
サルと小鳥の間みたいな声で
喜んでさわってくる

もっとおもしろく、と思って
お腹をさわったら「ぽー」
みたいなアレンジをしたが
そういうのは、いいらしい

ひたすら
「あー」
「ぶるるるるる」

こっちが飽きて
逆にこどもの喉元をさわってやる

うまく出来てるか
どきどき顔で
「あー」

鎖骨あたりをさわると
唇をふるわせるのは難しいらしく
「ぷー」

へたくそがかわいくて
こっちが笑ってしまう


もう一回喉元をさわろうとすると
意識して、こそばゆくなったのか

きゃきゃきゃ、とにげまわった



一昨日も昨日の夜もやったが
初回と全然かわらぬウケっぷり


今朝のまだ早い頃には
確かめるように喉元をさわってきた

「あー」と
眠気声で応えてやると

安心したように
きゃっと笑って
また眠った


何でもないあそび
たのしい気持ちって
こういうこと