臭気判定士試験対策 臭気指数等の測定実務2 臭気判定士過去問題集 令和予想問題
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令和3年度臭気判定士試験対策 過去問 試験問題 2021年臭気判定士試験問題
 
◎環境試料の採取法 出る可能性90% H21年、H13年以外は、出題。令和3年も出る。

◎環境試料の採取は、敷地の境界線からおおむね10m以内の地点の地上2m以内で、最もにおいが強い時に6から30秒以内で採取を行う。
・排出口試料は、採取時間1~3分、採取量3~20Lの範囲内で適当なものを選択する。
・排出水試料は、採取時間は特に定めはない、採取量は通常500mL~1Lが適当であるが、においの強さに応じて判定試験に必要な量(50mL~500mL)を設定することもできる。

・試料の方法として、真空瓶法、吸引瓶法、直接採取方法及び間接採取法があり、試料の採取方法を選択するにあたっては、現場での電源の確保、装置の取扱い易さ、洗浄などのメンテナンス条件など、各種取扱法の特徴を勘案して適切な方法を採用する。
・採取試料の判定試験に用いるまでの保存は、常温下のうす暗い場所を選ぶこと。
・採取した試料は、できるだけ直射日光に当てることを避け、温度が高くならないように注意して運ぶこと。
○真空瓶法は、真空瓶を1.3kPa以下になるまで減圧し、ふっ素樹脂製コックを閉じる。
採取時は、試料採取容器(真空瓶)のコックを開く。
・ダイアフラムポンプでは、十分に減圧できないので、真空ポンプを用いる。
○吸引瓶法の試料採取袋は、採取の当日又は前日に無臭空気で2~3回置換洗浄し、無臭性を確認しておく。
・吸引瓶は1.3kPa以下まで減圧しない。
・直接採取法では、6秒~30秒以内で10L程度試料を採取する必要があるため、試料採取に用いるポンプは20L/分以上の吸引能力を有する必要がある。
・直接採取法の試料採取用ハンディポンプを使い複数の地点で試料を採取するとき、通気部分の交換が必要である。
・直接採取法では、ポンプの固有臭に気をつける必要がある。
・間接採取法は、吸引ケースを用いる。また、20L/分以上の吸引能力を持つポンプが必要で、試料採取袋は、内容積が10L程度のものを用いる。
・間接採取法で、環境試料の採取する場合の器材は、試料採取袋、吸引ケース、ポンプ、導管。
・間接採取法は、試料がポンプを通らない利点があるが、吸引ケースの気密性を要求される。
◎試料採取袋は、内容積10L程度で、材質はポリエステル(化学物名:ポリエチレンテレフタレート)フィルム製又はこれと同等以上の無臭性、保存性を有するものであることが必要である。

 


【問19】次の記述は、直接採取法で環境試料の採取において試料採取用ポンプを用いて試料採取袋に試料を採取する場合について述べている。文中のA~Dに入る数字又は語句の組み合わせとして、すべて正しいものはどれか。令和3年予想問題
 試料は A で B 以上を採取する必要があるため、用いるポンプは C 以上の吸引能力を有する必要がある。試料採取袋は無臭性のものでポリエステル(化合物名 D )フィルム製又はこれと同等以上の保存性能を有する材質によるものであり、内容積 B 程度のものを用いる。
  A        B   C      D 
1.6~30秒  10L  10L/分  ポリエチレンテレフタレート
2.6~30秒  10L  20L/分  ポリエチレンテレフタレート
3.6~30秒  20L  20L/分  ポリエチレン
4.1~3分  10L  20L/分  ポリエチレンテレフタレート
5.1~3分  20L  20L/分  ポリエチレン

【問20】嗅覚測定法における試料採取に関する次のA~Cの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。令和3年予想問題
A 環境試料の採取は、事業場の敷地の境界線からおおむね10m以内の地点の地上2m以内で、最もにおいが強い時に1~3分以内で行う。採取試料は、苦情発生時と近似した気象条件で行うことが望ましい。
B 排出水試料の採取は、河川など公共用水域との接点である排出口で行う。採取する試料水の量は、通常500mL~1Lであるが、においの強さに応じて判定試験に必要な量(50mL~500mL)にすることができる。
C 排出口試料の採取は、6~30秒程度で行う。試料採取量は、3~20Lが適当である。排出口からの臭気については、生産プロセス、処理工程などによる臭気発生の時間変動はあるものの、一般に気象要因による排出状況の変化は少ない場合が多い。。
   A   B  C 
1.正-正-正
2.正-正-誤
3.正-誤-正
4.正-誤-誤
5.誤-正-正
6.誤-正-誤
7.誤-誤-正
8.誤-誤-誤


【問21】環境試料の採取に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2021年予想問題
A 試料採取用吸引瓶を用いる場合は、あらかじめ内部を1.3kPa以下になるまで吸引瓶内を脱気しておき、コックを開いて試料を採取する。
B 採取した試料は、1~5℃の暗所に保管して運搬する。
C 直接採取法は、ポンプの固有臭に気をつける必要がある。
D 試料採取時間は6秒以上30秒以内とし、10ℓ程度の試料を採取した。
E 吸引瓶法の採取では、試料採取袋は、当日又は前日に無臭空気で2~3回置換洗浄し、無臭性を確認しておく。 
   A  B  C  D  E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.正-正-誤-誤-正
6.誤-誤-正-正-正
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問22】悪臭防止法に基づく敷地境界線における規制のための試料採取に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2021年予想問題
A 3つの試料採取するので、採取開始時間を10時、10時30分、11時と、ほぼ30分間隔で採取した。
B 真空瓶で試料を採取する場合には、あらかじめ真空瓶を1.3kPa以下になるまで減圧にしておく。
C 新品のポリエチレン製の採取バッグは無臭性が高いので、そのまま使用した。
D 試料の方法として、真空瓶法、吸引瓶法、直接採取方法及び間接採取法があり、どの方法によって採取するかは、発生源の業種と臭気の状況によって決まる。
E 1試料を3分かけて採取した。 
   A  B   C  D  E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.誤-正-誤-誤-誤
6.誤-誤-誤-正-誤
7.誤-誤-正-誤-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問23】環境試料の採取に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和3年予想問題
A 間接採取法は、試料がポンプを通らない利点があるが、吸引ケースの気密性を要求される。
B 敷地境界線では、風向きによりにおったりにおわなかったりするため、平均的な臭気を採取できるように6秒~30秒以内に採取する。
C 気温が1日で、最も高くなる時間帯を選んで採取した。
D 採取した試料は、判定試験に用いるまでの間、0~5℃の暗所に保管する。
E 養豚場において臭気調査を行った。風上方向に化学工場があり、試料採取時にそのにおいも感じられたが、全く質の違うにおいであったので、そのまま風下側で試料を採取した。 
  A  B  C  D  E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-誤-誤-誤-正
5.正-誤-誤-正-誤
6.誤-正-誤-正-誤
7.正-誤-誤-誤-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問24】に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2021年予想問題
A 試料採取袋を用いる場合、その材質はポリエチレンテレフタレートフィルム製又はこれと同等以上の保存性能を有するもので、内容積10L程度のものを用いる。
B 直接採取法で用いる試料採取用ハンディポンプを使い複数の地点で試料を採取するとき、通気部分の交換が必要である。
C 雨が少しでも降っていれば、試料採取を行わない方がよい。
D 環境試料について、あらかじめ1.2kPaに減圧した内容積10Lの真空瓶のコックを開いて60秒で試料を採取した。
E 同一地点において複数の試料を採取してはならない。 
  A  B  C  D  E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-誤-正-正-誤
5.正-正-誤-正-誤
6.正-正-誤-誤-誤
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問25】A事業場に対して、初めての臭気の試料採取を行うことになった。事前に調査を実施することになり、次に示した事前調査における確認項目の中で、最も重要性の低いものはどれか。2021年予想問題
1.発生源の稼働状況
2.電源有無、位置及び電圧
3.測定口の位置
4.排ガスの温度及び流量
5.採取時における騒音の状況

解答
問19-1 ・直接採取法では、6~30秒以内で10L程度試料を採取する必要があるため、試料採取に用いるポンプは20L/分以上の吸引能力を有する必要がある。
・試料採取袋は、内容積10L程度で、材質はポリエステル(化学物名:ポリエチレンテレフタレート)フィルム製又はこれと同等以上の無臭性、保存性を有するものであることが必要である。
問20-6 
問21-6 A:真空瓶法は、真空瓶を1.3kPa以下になるまで減圧し、ふっ素樹脂製コックを閉じる。
採取時は、試料採取容器(真空瓶)のコックを開く。吸引瓶は1.3kPa以下まで減圧しない。
B:採取した試料は、できるだけ直射日光に当てることを避け、温度が高くならないように注意して運ぶこと。
問22-5 A、E:環境試料の採取は、敷地の境界線からおおむね10m以内の地点の地上2m以内で、最もにおいが強い時に6から30秒以内で採取を行う。
D:試料の採取方法を選択するにあたっては、現場での電源の確保、装置の取扱い易さ、洗浄などのメンテナンス条件など、各種取扱法の特徴を勘案して適切な方法を採用する。
問23-7 C:環境試料の採取は、敷地の境界線からおおむね10m以内の地点の地上2m以内で、最もにおいが強い時に6から30秒以内で採取を行う。
D:採取試料の判定試験に用いるまでの保存は、常温下のうす暗い場所を選ぶこと。
問24-6 D:環境試料の採取は、敷地の境界線からおおむね10m以内の地点の地上2m以内で、最もにおいが強い時に6から30秒以内で採取を行う。
問25-5 騒音は、関係ない