臭気判定士試験対策 嗅覚概論6
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令和3年度 臭気判定士試験対策 過去問 試験問題 2021年 嗅覚概論 令和3年 R3年臭気判定士試験

臭気判定士試験解説 臭気判定士試験過去問 試験問題解説 臭気判定士対策 解答・解説 解説

◎嗅覚機構 出る可能性70% 令和2年度は出た。 他の所と重複が多い内容。
ポイント 

・嗅細胞はにおい分子の情報を電気信号に変換し、その神経線維(軸索)を介して、脳の嗅球に伝達されたにおいの情報は、さらに高次の中枢(大脳嗅皮質)へと伝えられ、においを認識する。(嗅細胞の興奮によって生じたインパルスは、嗅神経を伝わり、途中でシナプスを介することなく嗅球に伝達する。)
・一つの糸球体には同じ種類の嗅覚受容体を持つ嗅細胞の軸索のみが収束しており、これは1糸球体-1受容体ルールとよばれている。
・同じ嗅覚受容体をもつ嗅細胞は、嗅球の表面に並ぶ糸球体群のうち特定の糸球体に軸索を伸ばす。
・嗅上皮は、神経細胞である嗅細胞、支持細胞、基底細胞の3種類の細胞からなる。
・嗅細胞を含む嗅上皮は、支持細胞とボウマン氏腺より分泌される嗅粘液で覆われている・嗅繊毛には、におい分子をキャッチするセンサータンパク質(嗅覚受容体)やシグナル伝達のための酵素タンパク質、そして細胞興奮を起こすイオンチャンネルなど、におい分子の情報を電気信号に変換する仕組みが存在する。
・嗅上皮は嗅球に、鋤鼻器は副嗅球につながっている。
・哺乳類の鋤(じよ)鼻(び)器(き)とつながる副嗅球は、フェロモン情報の処理をしている。
・三叉神経、迷走神経、舌咽神経は、副嗅覚系である。
・人では、大半の成人にくぼみ程度の鋤鼻器の痕跡がある。また、胎児期に存在する鋤鼻器は機能を発揮していて、羊水のにおい成分を感知し大脳に記憶させているのではないかと推測されている。

【問10】嗅覚の仕組みについて、次のA、Bに入る語句のうち、最も適当なものはどれか。令和3年予想問題
 嗅細胞で電気信号に変換されたにおい分子の情報は、神経線維(軸索)を介して、まず脳の A に伝えられたにおいの情報は、さらに B へと伝えられ、においを認識する。
           A          B
1.シナプス       嗅球
2.シナプス        視床
3.大脳嗅皮質     嗅球                   
4.眼窩前頭皮質    梨状皮質                
5.嗅球                 大脳嗅皮質


【問11】においの受容に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 2021年予想問題
A 三叉神経、迷走神経、舌咽神経は、副嗅覚系である。
B 嗅上皮は嗅球に、鋤鼻器は副嗅球につながっている。
C 鋤鼻器官は受容するにおいの種類が主嗅覚系とはやや異なり、主にフェロモンなどを感知する。
D 副嗅球で処理されたフェロモン情報は、大脳皮質を介さず扁桃体、さらに視床下部へ伝達され、行動や生理機能を直接制御すると考えられている。
E 学習効果により、においの嗜好は変わることがある。 
     A  B  C  D  E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.正-誤-正-正-誤
6.正-正-誤-誤-正
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問12】においの受容に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和3年予想問題
A 三叉神経は嗅粘膜部を除く鼻腔全体に分布し、痛覚の他、主に「つんとする」、あるいは「スーッとする」感覚を受け持つといわれている。
B 嗅細胞を含む嗅上皮は、支持細胞とボウマン氏腺より分泌される粘液で覆われている。
C 哺乳類の鋤(じよ)鼻(び)器(き)とつながる副嗅球は、フェロモン情報の処理をしている。
D 1つの糸球体には同じ種類の嗅覚受容体を持つ嗅細胞の軸索のみが収束しており、これは1糸球体-1受容体ルールとよばれている。
E 嗅細胞の樹状突起先端の嗅小胞・嗅繊毛は、嗅粘膜へ溶け込んで外界由来の化学物質に曝されており、嗅細胞は、常に再生(ターンオーバー)を繰り返し、新しい嗅細胞と入れ替わる。
    A   B   C   D   E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-正-誤-正-誤
5.正-誤-正-正-誤
6.正-正-誤-誤-正
7.誤-誤-正-正-誤
8.誤-誤-誤-誤-誤


【問13】嗅覚の機構に関する次のA~Eの記述について、正誤の組み合わせが正しいものはどれか。 令和3年予想問題
A 嗅繊毛には、におい分子をキャッチするセンサータンパク質(嗅覚受容体)やシグナル伝達のための酵素タンパク質、そして細胞興奮を起こすイオンチャンネルなど、におい分子の情報を電気信号に変換する仕組みが存在する。
B におい刺激によって嗅細胞に発生した信号は、嗅神経を通ってまず大脳皮質へと伝えられ、次に嗅球に送られてににおいが認識される。
C 嗅細胞を含む嗅上皮は、支持細胞とボウマン氏腺より分泌される粘液で覆われている。
D 嗅球での糸球体は、におい分子の化学物質の特徴によって整然と分布しており、嗅球の「におい地図」とよばれている。
E 多くの哺乳類では、鋤鼻器官が生殖行動などに関係したフェロモンの受容器官として機能している。 
     A  B  C  D  E
1.正-正-正-正-正
2.正-正-正-正-誤
3.正-正-正-誤-正
4.正-誤-正-正-正
5.正-正-誤-誤-正
6.誤-正-誤-正-誤
7.誤-誤-正-正-誤  

8.誤-誤-誤-誤-誤


【問14】嗅覚の機構に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。R3年予想問題

1.哺乳類の嗅覚伝達経路には、においを感じる主嗅覚系の他にも、副嗅覚系と呼ばれる系もある。
2.嗅上皮には嗅細胞、支持細胞、基底細胞があり、嗅細胞の繊毛がボウマン腺から分泌される嗅粘液に覆われている。
3.嗅球で処理されたにおい情報は、脳のいくつかの療育を軽油して大脳皮質嗅覚野へ伝達され、においが認知されると考えられている。
4.一次感覚細胞である嗅細胞から伸びる嗅神経は、途中でシナプスを介して、嗅球に入っていく。
5.同じ嗅覚受容体をもつ嗅細胞は、嗅球の表面に並ぶ糸球体群のうち特定の糸球体に軸索を伸ばす。

解答
問10-5
問11-1
問12-1
問13-4
問14-4