『老けない体』の秘訣は毛細血管! | しまばら薬局 健康ブログ

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「老化」と聞いて思い浮かべるのが、シミ、シワ、たるみ、そして白髪や抜け毛などなど…。

そういった老化現象は、「毛細血管」と深い関わりがあります。

それだけではなく、糖尿病や高血圧、高脂血症なども毛細血管の衰えが原因と言われています。

約100億本あるといわれる毛細血管は、全血管の99%を占めていて、細胞のひとつひとつに酸素や栄養を届け、不要となった二酸化炭素や老廃物を回収するなどを役割を担っています。

私たちの体の隅々に張り巡らされ、生きていく上で最も重要な働きをしている臓器と言えます。

 

毛細血管にはたくさんの小さな孔が開いており、酸素と栄養素が溶け込んだ血漿はそこから血管の外へと染み出します。そうすることで周囲の細胞に酸素や栄養を届けたり、細胞から出た老廃物などを毛細血管へと染み込ませることができるのです。

しかし、加齢や誤った生活習慣によって、過度に血液が漏れやすくなったりすると、毛細血管が劣化・減少し、その状態が続くと、管はあるのに血液が流れない「ゴースト血管化」が進んでしまいます。

そうなれば、人間の体に必要なものが各細胞にや臓器に届かず、老廃物も回収することができません。

老化現象やさまざまな不調、糖尿病や高血圧などの大病を招く可能性が高くなります。

 

 

■ゴースト血管は、漢方でいう「瘀血(おけつ)」の状態

瘀血」とは、血液が汚れたり、粘度が高まって流れにくくなっているドロドロの状態です。

目のまわりにくまができたり、皮膚はガサガサし、シミや、唇や歯茎の黒ずみ、舌の裏側には静脈の怒張が見られます。

そのほか、イライラ、疲れ、頭痛、肩こり、のぼせ、冷えなどの症状が現れることがあります。

これは瘀血による「血管のゴースト化」が大きな一因と考えられます。

 

 

■40歳代になったらゴースト血管化に注意!

毛細血管は40歳代から減りやすいといわれ、20歳代に比べると60歳代では4割前後減少するという報告もあります。

さらに高血圧、高血糖、脂質異常などが重なると、ゴースト血管化を加速させてしまいます。

毛細血管は、病気になるかならないかを決めるカギを握っているのです。

 

 

■瘀血を改善するために「丹参」の力

瘀血改善に効果があるとされる、「丹参(たんじん)」「川芎(せんきゅう)」「芍薬(しゃくやく)」「紅花(こうか)」といった薬草と、気のめぐりをよくする「木香(もっこう)」「香附子(こうぶし)」から作られている漢方で、血のめぐりをよくして瘀血の症状を改善します。

当店でおすすめしている漢方は、微小循環を改善するのみならず、血管機能を正常に保つのも得意です。

血圧や動悸、息切れ、不整脈がある方や、肩こり、頭痛、生理痛にもおすすめです。

   

 

■食生活、ストレスなどに要注意

欧米化してきた食事内容や運動不足、社会的ストレスなど、現代は高血圧や血行不良による愁訴を増加させる要因に囲まれています。

動物性脂肪、肉(特に脂身)、ラード、揚げ物、ドレッシングなどを摂りすぎないように注意しましょう。

これらの食品は血液に粘りを生じやすく、高コレステロール、高中性脂肪、高脂血症など血行不良体質の原因になることもあります。

 

唯一の救いは、毛細血管は何歳からでも血流が復活&再生可能だということです。

意識してケアすることで、劣化現象を防ぎ、老けない&病気にならない体をつくることができます!

生活習慣の改善にプラスして、漢方の力をぜひお役立てください(^^)

 

 

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