山口県 裏千家茶道「晃々庵」こと島﨑宗昌です。
仙台平の馬乗り袴の丸洗いが出来上がりました。
丸洗いの料金は9千円でした。
10年近く着用していますので、洗いの料金でもう一着買えます。
お茶の世界では、10月から5月までが袷、6月と9月が単衣、7月と8月が薄物です。
しかし、山口では今年の5月25日(土)に34℃ありました。
34℃で袷を着てお茶をしたら倒れます。私はこの日は単衣の着物と絽袴で出かけました。
着付け師さんも大汗をかきながらの着付けのことでしょう。
以前、6月に正絹の単衣でお茶事をやり、9月にお茶会があるからとそのまま箪笥にしまい、
9月のお茶会が終わって洗いに出そうと思ったら、着物が汗で黄ばんでいました。
仕方がないので、洗い張りに出し袷の着物に仕立て直したことがあります。
それから、私はお茶用の着物は東レシルックで仕立てるようにしました。
茶事やお茶会の着物はある意味作業着と同じです。露地に水を撒いたり、畳を乾拭きしたり、炭を扱い、火の前で点前をします。
東レシルックは簡単に自分で洗濯出来ますので洗いの料金も掛かりません。汗や汚れを気にせず働けます。見た目も正絹の着物と見分けがつきませんし触ってもわからないと思います。(宣伝ではありません。)
※ 着物の丸洗いは溶剤を使ったドライクリーニングですので、汗などの水溶性の汚れにはあまり効果が無いと言われています。
衣替えに関しては裏千家淡交社の和装季節表でも、「基本を知った上で、快適な装いをこころがけましょう。」と変わってきています。
着物は四季を楽しむ日本の文化といいますが、季節がこんなにおかしくなると自分で色々対策しないといけませんね。(私は発想の転換で、茶道の着物は作業着と思うことにしました。)
今日の一服。 周南市 水木菓子舗 銘 葉隠れ蛍。