「一歩踏み出す勇気 指揮者・西本智実」課外授業・ようこそ先輩 NHK | shima-tの 中学校道徳研究

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中学・道徳・資料・指導案。

31日放映。今回は、世界で活躍する日本の超カッコいい若き女性指揮者・西本智実さんが、母校の大阪市立大成小学校で授業。テーマは、何とオーケストラの指揮に挑む。課題曲は「白鳥の湖」、練習はわずか2日のみ、というスゴい挑戦。西本さん、まずはバスケットボールを使ってのリズムの取り方の練習、次に「白鳥の湖」のストーリーを知り、イメージを膨らます。そして指揮の会場である西本さんの母校・大阪音楽大学オペラハウスへ!指揮するのは音大に通う学生74人オーケストラ、客席は小学校の先生方やお母さん方たくさん。子どもたち、恐る恐る指揮台に立ち、戸惑いながらも意を決して指揮棒を振ると、オーケストラの大演奏スタート。指揮を終えると多くの子どもたちが楽屋に駆け戻り、大粒の涙をこぼしておりました。オーケストラのビックリするような大音量を自分の指揮で操り、360度注目され大人の演奏家を前にする緊張から解き放たれた結果の涙でしょうか。全員指揮体験を終えて、楽屋で子どもたちに西本さん、「中学校に行くとき、高校にいくとき、大学社会人になるとき、何かに挑戦するときはこわいことがあるかもしれないけれども、今日のことを思い出して・・・」その言葉を聞いて、子どもたち再び涙・涙。幾多の修羅場を潜り抜け、常に冷静沈着に見える西本さんが言葉を詰まらせる場面を目にし、こちらまでジ~ンと来てしまいました。何かに挑戦するときに一歩踏み出す勇気をしっかり持って欲しい、という西本さんの温かなメッセージが伝わる素晴らしい授業でした。

・番組評価~☆☆☆☆