最近増えている子宮筋腫の手術方法に、腹腔鏡下手術があります。
開腹することなく、内視鏡と鉗子を使って筋腫核出を行う手術です。
この手術では、へその下あたりに1cm程度の穴をあけ、そこから先端にCCDカメラを搭載した腹腔鏡という内視鏡を入れ、そのモニターを通してお腹の中の様子を見ながら手術を行います。
別に開けた穴から操作鉗子(セカンド・バンクチャー)を入れて、組織を分離する、切る、糸をかける、縛る、止血する、切除した組織を回収する、などの操作を行います。
内視鏡と操作鉗子はそれぞれ別の穴から入れることになるので、小さな穴が3~4個下腹部につくことになります。
お腹を炭酸ガスで膨らませた後、腹壁を持ち上げてから手術を行います。
切除した組織は腹部の穴から取り出すのですが、そのままの大きさでは取り出せないため、体内で細かく砕いてから取り出します。
筋腫は非常に固いので、腹腔鏡下手術で取り出せる筋腫の大きさには限りがあります。
開腹手術に比べて格段に時間がかかり、モニターを通しての遠隔操作になるので医師の技術によって左右される手術法ではありますが、子宮や卵管が受けるダメージは少ないため、妊娠を望む女性には適した手術法といえます。
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