『夢をかなえるゾウ0』
ガネーシャからの課題である「生活に〝初めて〟を取り入れる」
本に倣って、やったことない競馬に初めてチャレンジした。
もちろん参考にしたのは霜降り明星の粗品さん...
ではなく、生涯収支マイナス1億円くん。
もちろん、本のようにドラマチックな展開で大当たりなんてこともなく、特別な感動もなく、ただ課題をクリアするためにやったというだけになってしまった。
ガネーシャの伝えたいことは理解してるつもりだ。
誰だって初めては怖い。
特に本書の主人公のように新卒で入った会社がどれだけブラックで、上司からどれだけ酷いパワハラを受けていようとも、いざ辞めるとなると決意は揺らぐ。
・果たして他の会社に行って本当にうまくやれるだろうか?
・どこに行っても自分はどうせこんな扱いを受けるのではないか?
・給料が下がって、同じ扱いを受けるのであれば、このままこの会社に残って部署異動を待った方が良いのではないか?
ところが、いざ辞めてみると自分がどれだけ狭い世界にいたのかが良くわかる。
と、同時に最低、最悪だと思っていた会社が本当は素晴らしいところがたくさんあることにも気づく。
が、
これは新卒ピチピチの若者にとっては効果があるかもしれないが、40歳を迎えようとしているおじさんにとっては大した効果はない。
確かに〝初めて〟には刺激があるし、視野も広がる。
だが、それはキャバクラに行ったことがない人が初めて夜の世界に足を踏み入れるようなもので、一瞬の高揚感みたいなものは味わえたとしても所詮その程度で終わる。
本物の夢には近づく感覚はない。
この章では、他にも課題が出されている。
【自分の感情・感覚を丁寧に観察する】
【実物を見る】
【過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける】
自己啓発セミナーやその類の本などでよく言われることだ。
正直、こんなの20代に散々やった。
内面を見つめるワークみたいなのもやりまくったし、成功者と言われる人に会うために海外にまで行ったこともある。
そして、
【過去の出来事を「伏線」ととらえ、希望を持ち続ける】
簡単に書かれているが、これは簡単ではない。
これができるのは、未来に明確なゴールを描けている人。
つまり、既に〝本物の夢〟を見つけている人だ。
本物の夢に辿り着くには、すべてを伏線ととらえ、希望を持ち続けなければ行けないが、
その希望を持ち続けられる人は既に夢を描けている人だし、自分を信じる力が強い自己肯定感MAXの人だ。
この調子で進めて本当に〝本物の夢〟に辿り着くことが出来るのか?
まだ、P.220。
本書の半分にも達していない。
次の課題は、
【インターネットを一日断つ】
【自然の中でゆっくり過ごす時間を持つ】
【虫の役割を知り、大事にする】
夢の途中。
この暗いトンネルを抜けるとその先にあるものは?
果たして...