私は26~27歳の頃、ゴルフ会員権を購入しました。

コミコミで70万円くらいでした。

最大の狙いは、「メンバーになれば一人で好きな時にプレーできること」でした。

ビジターのままですと、必ず3~4人の仲間の日程を調整し、合せてラウンドの計画を立てなくてはなりませんでした。

今では一人予約というシステムも充実してきましたが。

仲間の日程がなかなか合わず、ストレスでした。


メンバーになればいつでも好きな時にラウンドできる。

それも一人で予約可能。

前日に「明日、ゴルフがしたいな」と思い立った時でも、十分ラウンドへ行けるチャンスがあるのです。


さらに、メンバーになれば同じコースのメンバー同士で仲間ができたり、競技会に参加して腕を磨くこともできるのです。

まさにゴルフをするには最高の環境。

70万円の投資も、全く惜しくありませんでした。


そして約7年間、メンバーライフを楽しんできたのですが、子供が生まれ、仕事の忙しさも加速するばかりの現状に於いて、ラウンドに行くことがなかなか難しくなってきました。

昨年のラウンド回数はわずかに2回。

今年もまだ1回しかラウンドに行けていません。

クラブの年会費は約4万円。

メンバーのプレー費は約9千円。

ビジターのプレー費が土日18,000円だとすると、一回あたり9,000円の差があります。

なので年間5回コースへ行けば、年会費の「もと」は取れる計算になります。

なのでやはり2ヵ月に1回はラウンドに行きたいところ。


しかしここのところ、年に2~3回のラウンドしかできていません。

勿体ない。

年末に年会費を振り込む時は、非常にもどかしい気持ちになります。


ただ、単純なプレーフィー以外の要素もあるので、その部分も考慮する必要もあります。


大きく2つあると思います。



一つ目は「クラブ競技に出場し、真剣勝負の舞台で腕を磨ける」という事。

これは会員権を持たないビジターには出来ないこと。
オフィシャルな大会に出るしかありませんから。
競技はゴルフに対する大きな「モチベーション」になります。
本気で上手くなりたいなら、絶対必要な要素です。



二つ目は「仲間」の存在。

私を仲間に入れてくださる有り難いメンバーの方々がいます。
約15人くらいのメンバーたちです。
半分以上がシングルで、競技志向の本格派のメンバーです。
自分より格上の方々とラウンドできるのは非常に大きなメリットです。
自分に足りない様々な事を学ぶ事ができます。
同伴者が「自分以外、全員シングル」という状況すら多くあります。
こんな良い環境は、友達とラウンドしていては絶対に有り得ない事です。
殆どの友人は90前後、酷いと100前後のスコアですので。
また、メンバーの方々は社会的にも成功されている立派な方々。
ゴルフ以外にも学ぶべき事は多いです。
(勿論、プレー中はそんな事は意識しないようにしていますが)




もし、年会費の4万円をケチって、「なかなかコースに行けないから会員権を売ろう」という結論に至った場合、この7年間で手に入れた上記2つの大きな財産・メリットを手放してしまう事になります。

年会費4万円の負担は大きいですが、「たまたま今はラウンドに行けない状況なだけであり、また近い将来、ラウンドに行ける日々が来て、そしてまた、シングルを目指せる日がくる」と思えば、「会員権を売る」という選択肢はなくなります。

自動車保険より安い金額ですし、酒もたばこも女もギャンブルも一切やらない私にとって、唯一の「金のかかる趣味」である事を考えれば、決して大きすぎる負担ではありません。


漠然と、「あぁ、コースに全然行けていないのに年会費4万円の負担は痛いなぁ~」と考えていましたが、この記事にて上記の事を検討した事により、その負担は決して大きなものではない事が明らかになりました。

また、頻繁にラウンドに行ける日々が必ずやってくると思います。

その時までの「自己投資」だと思って、会員権を継続保持して行きたいと思います。