有田哲平の夢なら醒めないで

 

主に関東圏での放送だったみたいなのですが、昨日の放送をもちまして『有田哲平の夢なら醒めないで』がいったん最終回を迎えました。

 

 ※ 放送日のズレでまだもちろん継続してやっている地域の方々、水を差すような言い方に聞こえたら申し訳ありません

 

この #夢なら醒めないで についてどこかで自分の感想なり、得てきたものを書いてまとめたかったので、今回が良い節目になったので書いていきたいと思います。

 

まず、この番組をご覧になって下さった皆様。本当にどうもありがとうございました。

 

そして、製作者のTBSテレビの皆様や、制作会社のスタッフの方々、そして共演者の方々、本当にどうもありがとうございました。

 

『夢なら醒めないで』が始まった2年前、番組制作会社の方から「テレビに出ませんか?」と声を掛けられて、それで、僕は顔を出さない人間ですし、テレビという世界に対する怖さももちろんありました。

 

ただ、この『夢なら醒めないで』という番組は、発言をあんまり切り取らず、趣旨と文脈がわかる形できちんと僕が喋った言葉をそのまま載せてくれるという約束を最後まで守ってくれて、本当にそれが有難かったです。

 

初回の収録こそ「わーい、いつも観ていたテレビ側に出られるぞー」とかのんきにわめいていたのですが、もう何か、毎回戦場でした。

 

テレビの世界に初めて参加した時に、今まで感じたことのないプレッシャーを感じました。

 

それは「視聴率」という数字と、そして、「自分の発言が常に誰かを傷つける可能性がある」ということです。

 

視聴率については、もちろん今まで自分自身で本を出したり、諸々の反響や評判であったり、そういうものを背負ってきたつもりだったのですが、それは良くも悪くも「自己責任」の範疇であり、そこまで強いプレッシャーを背負ったことはなかったのです。

 

もうひとつ、「自分の発言が常に誰かを傷つける可能性がある」ということについても、やっぱりそれはものすごいプレッシャーとして感じました。

 

テレビ番組において、毎回放送終了後に必ず出てくる視聴率や評判って、その番組の出演者やスタッフ、つまり「一緒に制作するチーム」で背負うことになります。

 

これは今までの自分の人生において、そこまで「チームでひとつのものを作る」という体験がなく、それがすごく衝撃的でした。

 

「チームとして、それぞれがそれぞれの役割を果たし、結果を出す努力をし続ける」

 

そういう『夢醒めチーム』としての仕事は、1年ちょっとの期間だったのですが本当に勉強になったし、有難い経験をさせて頂きました。

 

スタッフの方々も、そして、「何か疑問に感じたり、これはおかしいんじゃないかというのがあったら、いつでも僕の楽屋に来て言って下さい」と言って下さっていたMCの有田さんのおかげで、なんとか続けていくことが出来ました。

 

与えられた条件の中で、今できる「何か」を作る。

 

台本を毎回書いて下さった方も、マイクやカメラを操作していた方も、お弁当やタクシーの手配をして下さった方も、全員真剣で、「見てくれる人達に何かを届けたい。見て良かった」と言ってくれるものを届けようとしていた制作陣の姿勢を毎回目に焼きつけました。

 

本当にありがとうございました。

 

もうひとり、MCの大橋未歩さんが本当に素敵な方で、大橋さんの一言でチームがひとつにまとまった場面もありました。

 

素敵な機会をどうもありがとうございました。

 

悪かった点も、良かった点も、真摯に受け止め、今後の自分にできる活動に反映していきたいです。

 

この番組に出合えて良かったです。

 

しいたけ.