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Tactixも目一杯頑張って、失敗や迷いがあっても後悔しないようにしたいです。




夢は、叶えた時、振り返れば現実としての一本の道が出来ています。
…つまり、それは最初から現実だったのです。




でも、その時は気付かないし、叶えた夢が続くとも限らない…



又、何年か後の自分が振り返って、それも又現実と思うのでしょう…




夢は追い掛ける過程そのものであり、また、実感した途端、次の高い目標、夢が出来て

永遠に満足する事はありません…。



辿り着いたという実感も一瞬です。

その瞬間から、一つの夢が終わり、新しい夢が生まれるのですから…





作詞家としてスタートした僕の夢でしたが…

僕を作詞家として天才だと評したプロデューサーさんには

その後、何度も生き地獄に落とされました(笑)





当時、作家仲間だった辛島美登里さんと

(サイレント・イブの大ヒットで知られるアーティストです)

よく、あのプロデューサーだけは半端じゃなく鬼だよね…と愚痴をこぼし合ってました(笑)




その縁で辛島さんとも一緒に仕事をする事になって…

辛島さんがデビューした時は、自分まで夢が叶ったように嬉しかったです。



共通の敵!?(笑)となったプロデューサーさんに如何に認めてもらうか…



チャレンジの日々でした。




一つ夢を叶える度に、一瞬の、一夜の喜びがあり、その後、それは現実となって重さを持ち

そしてその現実の中で、また夢を見る…




苦しいだけの時間が長くて、迷う事も沢山ありました…今もそう…。




でも、その一瞬に、生きてる実感があり、生きてきて良かったと思えます。

どんなに辛い人生だったとしても…




その一瞬が欲しくて、また、途方もなく長い苦労や、厳しい現実をくぐり抜けていくのだと思います!!




スポーツも、勉強も、芸術も、恋愛も、全ての、「夢中になれる事」なら、夢なのです。





僕は高校生の頃、初めて親友と呼べる仲間達に出会いました…



それまで親友と思える人とは誰とも出会えずに、でもいつか分かり合える人に会いたいと思いながら生きてきて…




ある意味でそれは最初の夢でした。




将来の仕事より大事な夢、渇望でした…




孤独感は何よりも辛い事ですから。




誰といても何をしても夢中になれない孤独…



輪の中に溶け込む事で何かを装い繕ってる自分…



大勢の中にいても一人だった日々…




そして、自然でいられる友人達に出会えた時、初めて生きてきて良かったと思いました。



自分が自分だけの事で見られて評価され、時に非難され、そして受け入れられる…



僕の抱える背景も何も関係なく、僕だけを見て付き合ってれた友人達…



今も心から感謝しています。




レールを走るだけの人生と、何が出来ても当然のブランドみたいな枠で括られて

個としての僕が存在してなかった無力感…




それを自身の手で突き破るきっかけをくれた友人達でした。

僕を僕として、良い部分悪い部分を教えてくれた仲間達…





3年間の僅かな時間でしたが、受験や恋愛や色んな悩みを共有して、馬鹿な事したり、ぶつかりあったり…

高校生とは思えない、少年時代のようなエピソードばかりでした(笑)




山や川に冒険に行って死に掛けたり(笑)

新聞やニュースの場面が脳裏に浮かぶような事が何度もありました…(笑)




体操部のある男に挑戦する為に、皆でバック転覚える特訓して出来るようになったり(笑)



統一模試にチームワークで弱点科目を補完し合って挑んだり…


花火大会の日に、友人のカップルを教育指導係から逃す為に大脱走したり…(笑)



振り返ると夢のような時間でした。




今でも彼らは親友です。




あの瞬間の喜びや思い出が、人との出会いに期待する自分に繋がっています。




病気と闘う事も、誤解やすれ違いやいじめ、自分と戦う事も…




そこに希望があって、目標を目指す姿にはそれぞれ夢があります。




どんな事にも… どんな形でも、前向きなら、その選択や過程を恥ずかしいとは思いません。




どーせ、いつか自分の事を振り返った時は絶対恥ずかしいと思うから(笑)




残った記憶は綺麗にまぶしくても、映像や写真で当時の現実を取り戻す度に懐かしさと




かすかな痛みと、熱くなる胸の鼓動の早さと共に、蘇るリアルな気持ちはきっと




…綺麗なだけではないはず…





照れくさく恥ずかしくて、もどかしくて、悔しくて…哀しくて、嬉しくて…






永遠に栄華はないし、永遠に苦しみもない…




だけど、一瞬の何かを目指すのは、目指す価値があると思えるから。




その瞬間が永遠を感じさせる程、鮮やかでときめくから…!!




学生の頃も、初恋も、トラブルも何もかも過去を恥ずかしいと思いつつ



でも未来に後悔だけはしてないと思えるように「今」を前向きな気持ちで選択し決断していきたいです!!





自分で決めた事は反省はしても後悔はしない…




自分を最初に責めるのも、最期に許せるのも、自分だから。





恥ずかしさも、信念も、その過程を含めて誇れる“いつか”を信じて…




夢があるなら、夢中になれるものが見つかったなら…




目的や、迷う壁があるなら、精一杯でいればいい。




根拠のない自信から…でいい。




形からでいい。




そんな自分に夢中でいる方がいい…!!




最初の一歩目は皆、同じだから。



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永野椎菜