こちら2019年3月 サンデー毎日のコラムに掲載されました。

文 中西しほり

カレーは「食べる漢方薬」と言っていいくらいの
高い抗酸化力が期待できるメニューです。

その秘密は
カレーの中の
ウコン(ターメリック)・クミン・コリアンダー・チリ
ジンジャーなどの古来から重宝されてきたスパイス。
これらは
古代から漢方薬として処方されてきたものです。


ターメリック(ウコン)

お酒を飲む前にこれを飲む人が多いですね。
肝機能を向上させ、コレストロール値の低下が期待されます。
また、近年では脳機能活性化によりアルツハイマー病の予防にも

効果があることが報告されています。

クミン

消化促進や解毒作用があり、

下痢や腹痛の治療薬、胃腸内にガス溜まるのを予防する、

肝機能を高めるなどの効能がある。

コリアンダー

大人気のパクチー古代より消化を助ける胃薬として利用され、

食欲増進にも役立つと言われています。

チリパウダー

唾液や胃液の分泌を促進して消化を高め、食欲増進、抗酸化作用、

老化防止などの効能も期待できる。

ジンジャー

発汗、体を温める効能がある。


おうちで作る

カレーの隠し味・美味しく作るこつ


1、スパイスは3種類~6種類あれば十分。 

焦がさないよう?に炒めて使うと風味がぐっとアップします。

2、自分の好きな具材にスパイスとブイヨンキューブだけもおいしいですが、
  これにカシューナッツを水でくだいたもの。
  完熟トマト・ココナッツミルクを加え、仕上げにオイスターソースを加えると、今時のカレーになります。

3、カレーは味をみて、自分で調整することが大切。

  まろやかにしたかったら、ココナッツミルクや牛乳・生クリーム・また、甘味のはちみつを加える。
  しまりがないなと思ったら、オイスターソースを加える。
  味が薄いな と思ったら、ブイヨンキューブなどの「だし」を増やす。

4、グリーンカレーなど、市販のカレーペーストが強い味方です。



 

きっと自分なりのカレーがあるはず。

 

楽しいでくださいね。