芳村思風一語一会 vol.5115 
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感性と理性の有機的協力関係を作る 
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大切なのは、理性と感性のバランスではない。 
感性と理性の有機的協力関係を作ること。 
 
理性とは、客観性と普遍性の能力です。 
 
理性的に考えるとは「みんなにとってどうか」と考えることです。 
社会、人類、国家など、自分を包み込む、 
より大きなものを視野に入れながら、 
自分の中から湧いてくる欲求を実現しようとすることです。 
 
ここに偉大なる人間の仕事が始まるのです。 
 
単に命から湧いてくるものを 
そのまま自己中心的にぶつけるのではなく、 
湧いてくるものを理性を通して表現するところに 
人間的な行動があるのです。 
 
理性は客観性と普遍性の能力であるがゆえに、 
それを使って考えると、 
「みんなにとってどうなのか」という 
社会性・人類性が芽生えることになります。 
 
理性を通して表現することによって、 
命から湧いてくるものは「志」となり、 
「使命」になる。 
 
 
感性論哲学とは、 
「感性」が正しくて、 
「理性」はダメというものではありません。 
 
「感性」が主で、「理性」が従でもありません。 
 
 
「感性」から湧いてきたものを、 
「理性」を使っていかに人の役に立ち、 
人に迷惑をかけないようにして、 
自分の欲求・欲望を実現するかを考える。 
 
 感性と理性のバランスではなく、 
「感性と理性の有機的協力関係をいかに作るか」 
 
 
感性から湧いてくるものだけでは、野獣と同じ。 
理性を使って人間らしくすることが大切なのです。 
 
『芳村思風 風のことば集』より 
 
やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・  
 
 
●芳村思風先生の勉強会 
・8月5日(土)東京思風塾 
13:00~15:30 ZOOM 
 参加費:5,000円 
 
・10月1日(日)思風会全国大会 
14:00~ ホテルグランビア広島 
詳細未定 
 
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思風庵哲学研究所