芳村思風一語一会 vol.3410
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感性論哲学とは
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感性論哲学は、新しい生命観・人間観を基礎に成り立っています。

私たち人間の目的は、人間らしい人間になることであり、
本当の人間らしい人間になるためには、どうすればよいのかを明らかにしています。

感性論哲学では、本物の人間を目指す上で、人間の能力の中で感じる力、
つまり「感性」という存在が持っている能力・原理というものを
人生や人間の生き方において非常に大事なものだと考えています。

「感性」が持っている基本原理は、
自己保存の欲求・種族保存の欲求から出て来る人間的な生き方の原理、
すなわち人間は意志を実現し、愛を実現するということであり、
この二つを実現することを通して、
人間は初めて本当の意味での幸福が実現できると提唱しています。

「感性」が持っている能力は、実は「求感性」(ぐかんせい)という能力が本質です。
これは感受性とは異なるものです。

「感性」は、「感性の3作用」と呼ばれる
「調和作用・合理作用・統合作(統一)作用」という作用を持って存在しています。

「感性」は、この能力によって、ある状況の中で何が一番適切な行動であるか、
何が一番適切な言葉か、あるいは優れた判断であるか、それを常に探り求めながら活動しているのです。

(つづく)

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・


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思風庵哲学研究所