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21世紀 日本の使命(4)
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日本の苦境の意味

しかし、世界文明の中心を日本が担っているという実感は、まだ政治家にも国民にもありません。
これからわれわれ日本人が使命感に燃え、世界のために貢献していく時代を作っていくことによって、
日本の真上に世界文明の中心があって世界を支えているのだということを実感していくことになるでしょう。

だが、現在はその過渡期です。

新しい時代を迎えるために苦境をくぐり抜けなければなりません。
その苦境は一つの民族に新しい時代を担うにふさわしい力を呼び覚まさんがためのものです。
いま日本が逢着している不況の意義は、まさにそのためのものです。
この苦境は日本民族の持つ潜在能力を呼び起こすためのものなのだ、と理解しなければなりません。
一般的に言って、苦境はすべて、人間の潜在能力を引き出すためのものなのです。

いまの不況は21世紀を作っていくために必要な力を日本民族から引き出そうとする意図で与えられたものなのだ、
と受け止めなければならないといことです。

現在の激動の大きな振幅は、西洋の時代から東洋の時代へという数千年に一回の大きな転換と、
近代から次の新しい時代へという数百年に一回の転換が、同時に起こっているからだ、と先に述べました。

しかし、多くの知識人はこんにち日本に起こっている変化を、このようなものだとはとらえていません。
せいぜい明治維新のときと同じような変化だといった程度に見ているだけです。

しかし、私の感性哲学の歴史観に立つと、こんにち日本を中心に起こっている歴史の転換はそのようなものではありません。

数千年に一回の転換と数百年に一回の転換が同時並行的に起こるということは、
めったにない、次元の大きな転換であると言わなければなりません。

この認識をしっかり持つこと。
これがこれから21世紀に向かって日本人がどのような生き方をし、どのような仕事をしていかなければならないかの基本になります。


やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・




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思風庵哲学研究所