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21世紀 日本の使命(1)
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現代は時代の過渡期であり、古い時代と訣別し、新しい時代を創ってゆく時代。
世界が抱えている問題は環境問題であれ、経済問題であれ
今の人間性が作り出したもので人間性そのものを変えなければ解決しない。
競争を成長の原理とした民主主義の時代から、脱民主主義の時代へ、そして互敬主義へと変化させなければなりません。

今言われている「互恵主義」「戦略的互恵主義」には、ギブ&テイク・権利と義務がまだ残っています。
生まれながらに基本的人権という権利をもち、義務を果たさなくても、権利を要求する。
「あなたは、義務を果たしていない」と主張し、義務を果たすことを要求する、といったこともおきる。

21世紀の一番大きなテーマは、「平和」。
理念も「自由と平等」から平和を目指し、和道と悟道(道の思想)の理念を掲げ、
「権利と義務」に変わり、道義と敬愛精神で人と関わり新しい時代を創る時である。
お互いに尊敬しあう、認め合う「互恵主義社会」をめざさなければならないのです。

時代は明らかに、理性を原理にした画一性の時代から、
感性を原理とした個性の時代へと移り変わる事を人間に要求している。

しかし残念ながらわれわれの人間性は、まだ旧態依然として画一性を要求する心情から脱却できていない。
会社においても同じ価値観を持った人間としか一緒に仕事はできないと言われている。
夫婦も違いを理由に離婚し、子供達も異なるものを排除しイジメをやめない。
宗教戦争も全ての対立は「ちがう」ということから生じるのである。

我々はこれから、この「ちがう」ということを対立の原因にするのではなく、
「ちがう」ということを成長と協力のエネルギーに変えてゆく力を持たなければならない。

今人類を襲っている離婚の激増という不幸な事態は、
正に異なるものを持った人間同士が互いに助け合い、協力しあい、成長させあって生きていく能力と人間性を開発し、
人類の人間性をもう一次元進化させようという意図の下に歴史が人間に与えた課題なのである。

そして人類は、この課題を乗り越える努力を通してしか、本当に平和な世界や社会を創造する力を獲得し得ないのである。
今異なる考え方を持った人間同士が共に輝いて生きてゆける本物の個性の時代をどうすればつくれるのか。

(つづく)

やさしい笑顔と光がすべての方に届きますように・・・




●芳村思風先生の勉強会
・11月10日(火)大阪思風塾
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育成講座9期 4日目 新大阪

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※お問合せは・・・
思風庵哲学研究所