以前の私は、弱音を吐かずに頑張ることがイイことだと本気で思っていた。
だから、例え、自分の中身は、弱みだらけグジャグチャ、ドロンドロンでも
・弱みを吐いたって仕方ないから
・一度決めたことだから
・自分のやりたいことだから
・やるしかないから
決して1ミリの弱音も吐くことなく、一人で踏ん張りに踏ん張りまくっていました。
なりたくないのに頑張り屋さんにならざるをえなかった。

コーチングを学んで、弱音は吐いてもいいってことを知ったんだ。
その時は「え?そうなの???ほんとに???」耳を疑ったものです(笑)
頑張れば頑張っているほど弱音が湧いてくることは自然なことだし
生きていたら弱音くらい吐きたくなるもの。
もっと、大雑把に言うなら、だって、人間だもん(笑)
弱音を吐くことは弱さではないことを学んだんだ。
弱音にもいろいろ種類があってね・・
前に進むための弱音は、実はとってもパワフルだということも身をもって体験してきた。
というのはね・・
弱音を相手に受け取ってもらった時、自身の弱音を味わうことができるから。
・自分は、こんなこと思っていたんだな。
・自分は、こんなに不安だったんだな。苦しかったんだな。
・自分は、こんなに切羽詰まっていたんだな。
自分の奥の奥を味わって、自身で通りきった時、あれほど弱音だらけだった人が、勝手に進んでいく姿を、これまで幾度も観てきた。
味わいきった分だけ、通りきった分だけ、自分のチカラになるから、ほんとうにパワフル。美しく眩いほどにね。
ここで、1つ注意しておきたいことは
弱音を吐いてOKな相手か?場所か?ということ。
弱音だろうが何だろうが、あなたの前進を意図して、どんなことでも、ただそのまま受け取るよ・・という、安心安全であるか?どうか?ということ。
≠勇気をもって弱音を出してみたはいいけど、評価や批判がビシバシやってくるような危険状態は逆効果。
返って、みるみるチカラが奪われます。
弱音を吐くことは弱さではないことを伝え、何を言っても変わらない安心安全な関係性や空間 を創っていくことが、コーチとしてのコロザシの1つでもあります。