今日は、ゆずる!を、ぐぐっ!!と、突っ込んだお話です。
羽生ゆずる君をぐぐっ!と、突っ込む???
突っんでみたくもありますが(←ここ笑う所です)、人に譲る!への突っ込みです。
あなたは、幼い頃に「お友達に譲りましょう。」的なことを言われたり促された覚えはありませんか?
あなたが、お母さんの場合の場合、逆の立場からの経験があるかもしれません。
わたしも、言われてきたし、言ってきました。
この「譲る」に関しても、双子を、同じ母で同じように育てた(つもり)なのに!
なのに!ですよ・・・
娘は、お友達から「かして~」と言われると、「いいよ~」と、子どもの人気キャラクターしまじろうの様な子どもで、母の私が困った経験も、ほとんどなかった様に思えます。
息子は、お友達から「かして~」と言われると、にっこり「だ~めよ~~。」と、使っているオモチャをギュッと抱きかかえる子どもで、母的には随分手こずりもしました。
譲れない息子の代わりに、お友達やお友達のお母さんに、ペコペコ謝ってきたし、その母の姿を見ても、息子は、自分のポリシーを貫いていました。
どうして譲れないんだろう?わがままに育てているのか?と、随分、悩んだりもしましたが、だんだん見えてきたのです。
息子のポリシーの詳細は
「お友達に貸したくない」のではなく、「もっと自分が使いたいだけ」ということに。
微妙なようで、大きな違いです。
その時から、わたしは、息子へのアプローチを替えました。
息子がお友達に譲ってもらった時に、どんな気持ちか?を、詳しく聴いて
(嬉しいって、どんな風に嬉しかったの?よかったってどうよかったの?)
その後、お友達の心境を想像して代弁しました。
(きっと、お友達も、もっと使いたかったと思うよ。お友達は、あなたが使いたいのを見て、自分が使いたい気持ちと同じように、相手も使いたいんだな、、そう思って、もっと使いたいけど、貸してあげようかな?と、あなたに貸してくれたんだと思うよ。)
そんなことを、繰り返しいくうちに(育児って地道だわーーっ。)、息子は、少しずつ、お友達に譲る場面が増えてきました。
娘の様に、そういうもの!として、「まずやってみようタイプ」の子もいれば
息子の様に、体験を通して自分で覚えていく、「体験習得タイプ」の子もいます。
同じ母から同じように育てられても、こうも違うのです。
「譲れたか?譲れなかったか?」その場面だけを見たら、「正しいか正しくないか!」というくくりになりがちですが
みんなちがって、みんないい♪という唄があるとおり、学び方や成長のペースは、人それぞれオリジナルなのです。
ポイントは、相手が、どういうタイプか?を、じっくり観察して、相手に合ったかかわり法を編み出すこと。
ここで1つ気をつけたいのは、相手はこういうタイプだ!と、決めつけないこと。
自分の中に「決めつけ」があると、過去のフィルターをとおしてしか見えてきません。
自分もそうであるように、相手も、何かを感じたり、出来事を通したりして、日々変化していますから
変化している相手を、過去のフィルターで見ると、相手のことが「やっぱり、わからない人」に観えたり、「自分はわかってもらえない」という淋しさや怒りが芽生えたりして、悪循環サイクルがまわりはじめ、関係にひずみが起こりやすくなります。
相手が、どういうタイプか?を、観察することは、もっとあなたのことを知りたい!という愛であり
相手に合ったかかわり法を編み出すこと!は、もっとあなたとといい関係になりたい!という愛の現れそのものなのです。
人の学び方や成長のペースはそれぞれ!ちがっていい!という愛も加えてみませんか?
次回は、人に譲る!と、欲しいものを手に入れる!の深い関係性を、さらに「ぐぐぐぐぐっ!」と、突っ込んでいきたいと思います。
よかったら、また目を通していただけたら嬉しいです。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
