原文:
六甲日生時乙丑,劫財羊刃不宜有;柱中逢火帶辛金,制伏和平貴亦久。
甲日時逢乙丑,庫中金玉收藏。貴人天乙劫財傷,皎月雲遮光蕩。火局南方運貴,金神制伏相當。木枯水盛且平常,背祖離鄉晚旺。
読み下し文:
六甲日にして乙丑時に生まれるは、劫財羊刃宜しからざる有り。柱中に火に逢うて辛金を帯びるは、制伏和して平らかにして貴また久し。
甲日時乙丑に逢うは、庫中に金玉を収蔵す。貴人天乙劫財の傷、皎月雲光を遮りて蕩ず(なくす)。火局南方運は貴、金神の制伏も相当す。木枯れ水盛んにしてまさに平常たらんとす、祖に背し郷を離れれば晩には旺ず。
訳:
六甲日(甲子・甲寅・甲辰・甲午・甲申・甲戌)生まれで乙丑時生まれの人は、劫財羊刃というよくないものが有る。四柱中に火(丙丁)に逢って辛金もあれば、制伏が和して平らになり、貴がまた久しい。
甲日乙丑時生まれは、庫中に金玉を収蔵している命である。天乙貴人に劫財の傷があり、輝く月を雲が覆って光を消している形である。火局や南方運は貴であり、金神の制伏(庚辛の制伏)があるのもそれに匹敵する。木が枯れるほど水が盛んであるのが間もなく当たり前になろうとしているが、親に背を向けて故郷を離れれば晩年には旺んになる。
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