<経緯>

 

80代と高齢の女性。付き添いの方と共に来られる。  

過去に捻挫経験あり。

立って歩く時、両足首に痛みが出るとのこと。

高齢のため、座っていることが多く、室内であっても足首に固定バンドをしめている。(固定しないと立った時にふらつくという理由。)

 

 

<検査>

 

腎経・胃経のラインで筋緊張が顕著。

荷重をかけると痛みが生じる状態。

 

 

<処置>

 

頭への鍼(臓腑の共鳴点)、三陰交、足三里、中脘

 

 

<効果>

 

施術後、立ってもらうと、痛みはその場で消失し、

「ラクです!」

と、喜ばれ帰られた。

 

一週間後、両足首の痛みはないが、痺れる感じがするとのこと。

足首への固定バンドをきつく締めすぎているため、血流が阻害されやすくなっていることを指摘。

ご高齢のため、周囲や本人が転倒するのを心配しての処置らしいが、室内で座っている時でも締めているということなので、どうしても締めることで安心するというのならせめて歩行するとき以外は外すよう勧める。

 

初回同様の処置。

施術後、痺れは消失。

 

以後、メンテナンスを4度行い、初回以降で痛みは出なくなり、痺れ感が少し出ても施術後はラクになり帰宅される

 

  

<解説>

 

ご高齢の方で、下肢の筋緊張と血流の巡りが悪いために痛みや痺れが生じていましたが、腎・胃などをフォローしていく事で、痛みや痺れは出なくなりました。

 

どれほどしつこい症状であっても、繰り返し施術を行えば、体質は次第に改善していきます。

 

 

 

 

大阪府羽曳野市の鍼灸・整体院「逍遥堂」

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