<経緯>
両側の大腿~下腿全体に痛みがあり、とくに歩くとふくらはぎが張って、こむら返りになりやすい。
多くのクスリを飲んでおり、臓腑がだいぶ弱っており、筋緊張や血流の悪さが痛みを生じさせている。
<検査>
臓腑として、腎・胃・肺に反応。
<処置>
頭への鍼(臓腑の共鳴点)
<効果>
施術後、立ってもらうと、症状はその場で消失し、
「ふくらはぎが柔らかくなった」
「歩いても痛みがない。すごくラク!軽い」
と、喜びの声を上げられ、足取り軽く帰宅された。
翌日、念のためメンテナンスで来院してもらったところ、
「足の先まで冷えていたのが温かくなった」
「ふくらはぎが痛くない」
「歩くのがすごくラクで軽い」
と、感想をおっしゃり、「しいて言うならやや大腿前のだるさがある」ということなので、頭への鍼を施したところ、その場でだるさは消失し、
「不思議なくらい軽くなった」
と、驚かれておられた。
<解説>
日常生活やクスリの多用により臓腑の働きが乱れ、気血の巡りが悪くなって痛みが生じていましたが、頭への鍼をするだけで症状がスッキリとなくなり、軽快になられた症例です。
たとえこの患者さんが日常で負担を抱え、再び痛みが生じたとしても、体の状態を見極め適切に処置をすることで、痛みをその場で取り去ることが可能です。
どれほどしつこい症状であっても、繰り返し施術を行えば、体質は次第に改善していきます。
大阪府羽曳野市の鍼灸・整体院「逍遥堂」
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