2015年に可決された「安全保障法案(安保法案)」に盛り込まれた「集団的自衛権」について。
 
集団的自衛権とは、
「ある国が武力攻撃を受けた場合、直接攻撃を受けていない第三国が、共同で防衛を行う権利」
である。
 
すなわち、
「攻撃を受ける他国を援助し、共同で武力攻撃(戦争)を行える権利」
と、いうことだ。
 
これについて、以下の重要な発言がある。引用させていただく。
 

 

 

●元自衛官(防空ミサイル部隊所属)の告白

 

引用元:ブログ「思索の日記」:
http://blog.goo.ne.jp/shirakabatakesen/e/40768d2be233f251b6ff75903613f0db


街頭(6月30日 神戸・三宮の街宣活動に飛び入りで) 元自衛官(防空ミサイル部隊所属) 泥 憲和さん

 

――突然飛び入りでマイクを貸してもらいました。 

集団的自衛権に反対なので、その話をします。 

私は元自衛官で、防空ミサイル部隊に所属していました。 日本に攻めて来る戦闘機を叩き落とすのが任務でした。

 

いま、尖閣の問題とか、北朝鮮のミサイル問題とか、不安じゃないですか。 でも、そういったものには、自衛隊がしっかりと対処します。

自衛官は命をかけて国民をしっかり守ります。 そこは、安心してください。

 

いま私が反対している集団的自衛権とは、そういうものではありません。 日本を守る話ではないんです。

 

 売られた喧嘩に正当防衛で対抗するというものではないんです。

 売られてもいない他人の喧嘩に、こっちから飛び込んでいこうというんです。 

 

それが集団的自衛権なんです。

 

なんでそんなことに自衛隊が使われなければならないんですか。 

 

「縁もゆかりもない国に行って、恨みもない人たちを殺してこい」

 

 安倍さんはこのように自衛官に言うわけです。 

 

「君たち自衛官も殺されて来いというのです」

 

冗談ではありません。 

 

自分は戦争に行かないくせに、安倍さんになんでそんなこと言われなあかんのですか。

 

 なんでそんな汚れ仕事を自衛隊が引き受けなければならないんですか。 

 

自衛隊の仕事は日本を守ることですよ。 

見も知らぬ国に行って殺し殺されるのが仕事なわけないじゃないですか。

 

みなさん、集団的自衛権は他人の喧嘩を買いに行くことです。

 

他人の喧嘩を買いに行ったら、逆恨みされますよね。 

当然ですよ。 

だから、アメリカと一緒に戦争した国は、かたっぱしからテロに遭ってるじゃないですか。 

イギリスも、スペインも、ドイツも、フランスも、みんなテロ事件が起きて市民が何人も殺害されてるじゃないですか。

みなさん、軍隊はテロを防げないんです。 

世界最強の米軍が、テロを防げないんですよ。

 

自衛隊が海外の戦争に参加して、日本がテロに狙われたらどうしますか。 

みゆき通りで爆弾テロがおきたらどうします。 

 

自衛隊はテロから市民を守れないんです。 

 

テロの被害を受けて、その時になって、自衛隊が戦争に行ってるからだと逆恨みされたんではたまりませんよ。 

 

だから私は集団的自衛権には絶対に反対なんです。


安部総理はね、

「外国で戦争が起きて、避難してくる日本人を乗せたアメリカ軍の船を自衛隊が守らなければならないのに、いまはそれができないからおかしい」

と、いいました。

 

みなさん、これ、まったくのデタラメですからね。

 

日本人を米軍が守って避難させるなんてことは、絶対にありません。 そのことは、アメリカ国防省のホームページにちゃんと書いてあります。 

 

アメリカ市民でさえ、軍隊に余力があるときだけ救助すると書いてますよ。

ベトナム戦争の時、米軍は自分だけさっさと逃げ出しました。

米軍も、どこの国の軍隊も、いざとなったら友軍でさえ見捨てますよ。 自分の命の方が大事、当たり前じゃないですか。 

 

そのとき、逃げられなかった外国の軍隊がありました。

どうしたと思いますか。 

軍隊が、赤十字に守られて脱出したんです。 

そういうものなんですよ、戦争というのは。

 

安倍さんは実際の戦争のことなんかまったくわかってません。

絵空事を唱えて、自衛官に戦争に行って来いというんです。

自衛隊はたまりませんよ、こんなの。

みなさん、自衛隊はね、強力な武器を持ってて、それを使う訓練を毎日やっています。

一発撃ったら人がこなごなになって吹き飛んでしまう、そういうものすごい武器を持った組織なんです。

 

だから、自衛隊は慎重に慎重を期して使って欲しいんです。 

 

私は自衛隊で、「兵は凶器である」と習いました。 

使い方を間違ったら、取り返しがつきません。

 

ろくすっぽ議論もしないで、しても嘘とごまかしで、国会を乗り切ることはできるでしょう。

 

でもね、戦場は国会とは違うんです。

命のやり取りをする場所なんです。

 

そのことを、どうか真剣に、真剣に考えてください。

みなさん、閣議決定で集団的自衛権を認めてもですよ、 この国の主人公は内閣と違いますよ。 

国民ですよ。 みなさんですよ。 

 

憲法をねじ曲げる権限が、たかが内閣にあるはずないじゃないですか。 

 

安倍さんは第一回目の時、病気で辞めましたよね。 体調不良や病気という個人のアクシデントでつぶれるのが内閣ですよ。

 

そんなところで勝手に決めたら日本の国がガラリと変わる、そんなことできません。

これからが正念場です。

だから一緒に考えてください。

一緒に反対してください。 

 

選挙の時は、集団的自衛権に反対している政党に投票してください。 

 

まだまだ勝負はこれからです。

 

戦後69年も続いた平和を、崩されてたまるもんですか。

 

しっかりと考えてくださいね。 ありがとうございました。

 

 

 

――これを聞いて、あなたはどう思うか。

 

決して軽々しく、戦争などと言ってはいけない。

 

武力を行使せず、解決を図るのが政治の役割のはずだ。

 

戦争ありき、軍備ありきで政治を語ってはいけない。

 

戦争するために、権力者側が、権力の暴走を抑制する憲法をいじくってはならない。

 

戦争となれば、武器・食料物資が必要となり、儲かる者たちがいる。

それは海外の闇権力だけでなく、国内のそれにつながる利権連中や企業もうまみを吸おうとする。

 

そのためには憲法が邪魔だと考える連中がいる。

 

 

だから、彼らは、

「敵に攻められたらどうするのか」

「愛国心がないのか」

と、煽ってくる。

 

ナチスドイツのヘルマン・ゲーリングの言葉。

『国民は指導者たちの意のままになる。それは簡単なことで、自分たちが外国から攻撃されていると説明するだけでいい。平和主義者に対しては、愛国心が無く国家を危険にさらす人々だと批判すればいいだけのことだ。この方法はどこの国でも同じように通用する』

 

必要なら自作自演劇で危機を演出し、大衆を扇動しようとする。

 

↓偽テロ現場で雇われたクライシスアクター(サクラ)

 

 

何より、戦争で儲け続けるには、平和であってはならない。

敵がいる。

そのため、何かと摩擦を起こしては、戦争に持っていこうとする。

イスラムテロのように自作自演できっかけを作り、緊張状態を継続させようとする。(テロにはアメリカ・CIAやイスラエル・モサドなどの諜報機関が関与している。)

だから、テロとの戦いは延々と続けていられるのだ。

そうすれば、軍需産業は潤い続ける。

 

戦いは泥沼化していく。

 

金のために、欲のために、多くの人々が死ぬ。

 

 

アベ政権とそれを操る闇権力は、戦争を起こして金儲けをしたい連中なのだから、武力行使させたくて堪らない。

 

だから、連中は自作自演のテロを起こし、大衆を煽り、戦争に踏み切らせるのだ。

 

↓湾岸戦争は嘘から始まった。

 

↓9.11テロはブッシュらの自作自演だった。

 

 

 

大衆は、そんな一部の連中に扇動され、過ちを犯してはならない。

 

死ぬのは権力者ではなく、戦場に向かう若者たちや、巻き込まれる一般市民だ。

 

失った命、失った美しい風景は、もう戻らないのだから。