動物性食品の中で、肉が老廃物をためやすく、発がん物質である事は知られてきている。
といっても、いまだに、
「肉をたくさん食べれば元気になる」
という神話が根強いのもまた事実だ。
これがいかにデタラメであるかについては、下記を参照していただきたい。
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加えて述べておきたいのが、牛乳の問題である。
「え、牛乳は体に良いでしょ」
「カルシウム摂らないとだめでしょ」
という声をよく聞くが、これは間違いである。
牛乳を飲むと骨が弱くなるというデータがある。
多くの日本人の腸は、歴史的に動物性食品を摂取してこなかったため、腸は長く、牛乳の吸収も苦手なのだ。
それもそのはずで、牛乳とは本来牛の子供が飲むためのものなのだ。
人間が飲むようにはできてはいないのだから、乳糖不耐症などあって当然なのだ。
ちなみに北欧などの国々では、長年にわたり乳製品を摂取してきた歴史があるため、日本人の体質とは違った体を持っている。
彼らがヨーグルトなどを摂るのは風土的に合っているのだが、日本人は古来の植物性発酵食品を摂るべきで、味噌・醤油・納豆などが良い。
牛乳が学校給食で当たり前のように毎日用意されているのは、そういう意味で異常なのだ。
牛乳には、牛を育てる過程でも抗生物質やホルモン剤が使われているため、人体への影響も大きい。
即刻中止すべきだ。
粉ミルクもまた問題だ。
子供は母乳が一番であり、粉ミルクは所詮偽物なのだ。
母乳からは適切な栄養だけでなく、免疫も、愛情も受け取れる。
どうしても乳が出ない、あるいはお母さんが不在である場合、やむなくできるだけまともなものを使用するのが粉ミルクの活用範囲で、母乳と同等かそれ以上の扱いをするのはおかしい。
これは母子手帳に問題がある。
そもそも、乳製品メーカー主導で作られたのがこの手帳で、粉ミルクを売るために成長の基準値を定めて、基準に達していない子は問題ありとして栄養補給の粉ミルクをやれと言う方向に話が進む。
成長など人それぞれであり、その基準から外れることを問題視するのが異常なのだ。
動物性食品を摂取すると、体は大きくなったとしても、体の中身は不健康に陥りやすい。
老廃物は溜まるし、アレルギー体質にもなりやすいという傾向があるようだ。
それもそのはずで、純粋な野生のジビエ肉ではなく、抗生物質などが入った不健康な肉を食べたり、乳を飲んだりするのだから。
(昔の日本人も、野生の鳥獣の肉をたまに食べていた。だが、今ではそうした健康なジビエは手に入りづらいし、手に入るのは不健康な食肉である以上、できるだけ肉食は控えるべきであろう。)
さらに調味料として人工物を加えて食すればなおのことであろう。
こうした日本になかった食習慣が根付いたのは、西洋から持ち込まれたためで、金儲けと日本人を不健康にするという意図が込められている。
病気になればクスリが売れる。
さらに、動物の飼料には農薬や化学肥料のみならず、遺伝子組み換え作物が使用されている可能性が極めて高い。
そこに混ざってしまっても、消費者には知るすべがないのだ。
遺伝子組み換え食品は、大変な毒性が指摘されており、例えばキングコーンという物は、食べたマウスにとんでもない大きさのガンができるなど、極めて危険極まりないものだ。
これを牛が食べたり、あるいは清涼飲料水などのコーンシロップ(果糖ぶどう糖液糖)として人体に入ってくるのだ。
甘いジュースを飲めば飲むほど、糖分によって体が蝕まれるだけでなく、遺伝子組み換えのリスクも飲んでいるのだ。
また、ソーセージ類の多くには添加物が満載であるし、卵に関してもよく吟味する必要がある。
あくまで生産者側の良心が問われるのだが、できるだけ国内産で丁寧に飼育されたものを選ぶ必要がある。
こだわりをもっている業者は、そのこだわっている部分を明記してあるものだ。
逆に書いていない場合、それは後ろ暗い何かがあるのではと疑うことも必要だろう。
ヨーグルトに関しては、腸内環境や便通などが良くなるというデータもあり、さらに合う合わないの個人差もあるため一概には言えないが、個人的には日本古来の植物性発酵食品や玄米などの食物繊維を中心として腸内環境を整えるほうが良いと考えている。