こんにちは!逍遥堂の院長、竹本友重です。


さて、自律神経失調症などの心の病と、「食」との関係ですが。

それには大きく分けて、食の「質」と「量」が関わります。


心の病というものは、一言でいうと、「心や体に負担がかかりすぎておこるもの」だと東洋医学では考えます。

したがって、心の病といえども、ストレスなどの精神的な要素以外にも、影響を受けるのです。

その最たるものが食です。

たとえば、ストレス食いをする人は、胃腸に負担をかけてしまうため、体がしだいにだるくなりますし、体の治癒力や免疫が低下しやすくなります。

それが高じると、心の病になることがあります。

とくに、甘いものを食べすぎると、消化器系等の働き(脾)が弱りますので、心の病に移行しやすくなります。

脾が弱ると、肝気(自律神経、精神的な緊張)が高ぶりやすくなり、「肝脾不和」という状態に陥ります。

これは、うつ病や自律神経失調症のパターンの一つです。


心の緊張をゆるめたいため、甘いものを欲することがあるのですが、それが過剰になっていくと脾を痛めます。

結果として肝気が高ぶっていき心の不調和となります。

身体がしんどいと心もしんどくなりやすいものです。


続く



#心の病 #自律神経失調症 #うつ病 #東洋医学 #竹本友重 #逍遥堂 #鍼灸