日帝ってなに 2024年9月26日
88歳の知人に「日帝って、子供頃、聞いたことがあるか」と伺ったところ、ないと答えた。
韓半島や中華人民共和国では戦後80年過ぎても、大日本帝国陸軍の大陸侵攻を忘れてはいない。
いやむしろ、この事実を拡大活用し、自分達の政権維持に利用している。
過ぎた過去は絶対に消せない。それを利用するのは賢者の行為なのだろうか。
そんな理屈はかの国々では通用しない。
日本学校の子供が殺された。
いま、中華人民共和国は経済事情もうまく回転していない。
現政権に批判の矛先が向くのを避けたい。
四川省カンゼ・チベット族自治州新竜県の副県長黄如一(ホアン・ルーイー)は「罪のない人を殺したわけではない。殺したのは小日本の子だ」「われわれの紀律とは正に日本人を殺すことだ」等と発言。
福島の汚染水問題は彼の国の人々が現政権の批判を反らす格好の材料になった。
北朝鮮の小学校の教科書から分かる通り、これから100年も、この政権が続く限り、「日帝を打倒しよう」スローガンは続くであろう。
現在の日本人は「日帝」と言われても意味が分からないのに。
むしろ、実際とかけ離れたもっと凄惨な悲劇に創作された話に代わるかもしれない。
拉致問題は彼の国では、日帝の悪行に比べたら、比較にならないと思っているのだろう。
日本人の手の届かない世界が沢山ある。
現在、日本政府は警備体制の充実化を中華人民共和国に求めている。
それにあわせて、もっと重要な、日本人への復讐の根本理由の教育方針の改善を求めて欲しい。
解決はただ一つ、教科書を現在の日本現状を伝える物に変えることと、現場教師の考えを変えることしかない。
日本は第2次世界大戦後、戦争をしていない国であることを知らしめて欲しい。
この現状を世界に知らせることが日本国政府の仕事ではなかろうか。