小説があまりにも良かったので、さっそく借りてきて観ました。
『四十九日のレシピ』
読んだばかりの小説が、さっそく映像化で観られるのでドキドキしながら観ました。
結果的には小説とはまた少し違うけど、こちらもすごく良かったてす。
小説ではラストのお父さんのシーンにめちゃくちゃ感動したんだけど、映画ではそれが描かれず…。
でも違うシーン、四十九日の宴会のシーンでしっかり泣かせていただきました。
それにしても46歳にして子供のいない、これからも子供を持つことのない私にとって、胸を刺すような言葉がたくさん出てきました。
「だからゃ産んどゃよかったんだよ」
「子供は親を成長させるんだよ」
「だからあんたは若いまま成長が止まっちゃったんだよ」
「子供を産まなかった女の人生なんて、空白ばかりなのね』
確かにね、子供を産んで育てるのって本当にすごく立派だし尊敬もしてます。
でもね、私達だって好きで子供を持たない訳じゃないのに。
でもこの映画に出てくる母親は子供を平気で手放そうするし、逆に子供を産まなかった乙美はいろんな人達の心に温かいものをたくさん残していました。
そんな乙美の人生に、空白なんてどこにもなかった。
もし私が死んだら、私の人生の空白は友達が埋めてくれるといいなぁ。
血のつながりじゃなくても、つながれることがあると思いたいものです。
そしてもうひとつ、いつが誰かに会える最後なのかっていうことは誰にもわからない。
お弁当のことで妻に怒鳴って家を出てきた、それが最後のお別れになってしまったお父さん。
伝えたいこと、聞きたいこと、後悔しないように生きていきたいなと思いました。
そして、子供がいなくても良い人生をおくろう!と思います。
皆さまどうかよろしくお願いいたします!
