帝王学 | 小林茂子オフィシャルブログ「生きてみよ、ツマラナイと思うけど」Powered by Ameba

帝王学

父三木助は、私が幼少の頃から弟子に敬語を使わせていた。

徹底的なお姫様教育。

たかが噺家。

されど噺家。

父三木助の死後は、落語協会会長の小さんが親変わりとなる。

甘い。

小さんの弟子も甘かった。

そして四代目三木助。

しかし、四天王達は私を三木助師匠のお嬢さんとして扱った。

かの志ん朝師匠の入れてくれた玉露の味は忘れない。

こうして落語界で60年生きて来た。

「どうしてそんなに上から目線なの?」と三木男に聞かれる。

三つ子の魂百までも