:血の系譜 (学校)
学校での審議の結果はA君は3日間の停学、愚息は校長訓戒となった。
すると今度は女子生徒やA君の友人が処分不当と騒ぎ立て、急遽保護者会が行われた。
また私は道に迷いながら、愚息の学校へと出かけた。
保護者会は担任の進行の元に教頭の説明から始まったが、またまた説明がお粗末なので、余計父兄は混乱する。
A君がふざけて首を締めたら、B君がシャープペンシルで刺した。
首を締めたA君の方停学、刺したB君は校長訓戒との説明では保護者は刺した方が悪いだろう!となる。
気持ちは解る。
しかし経過が違う。
また私は今度は、倒産した会社の株主のように『経過の説明して下さい』とヤジる。
教頭はしどろもどろになった。
再び私は我が子のために仕切るしかない。
『今回の停学は、以前からの不祥事を踏まえ、また健康診断での割り込みを注意された事で首を締めた結果A君は停学。B君なる息子は首に後が残るほど締められて、苦し紛れに刺したので校長訓戒となった訳ですね』
と担任に確認した。
『まぁ~そういう事です』
なんだ、そのまぁ~は!と言いたかったが、出掛けに、弟から
『冷静に』
と言われたから、ぐっと堪え
『まぁ~そういう事とおっしゃるのは、それ以外何か?』
と聞くと何もないと言う。
何もないなら『おっしゃる通りです』と言って欲しい。
でなければ『その通りです』と答えればよい。
『まぁ~』等と付けるから、事がややこしくなる。
これで一段落と思いきや、ここからどんどん飛び火していく。