誰かに伝えたい恋の話…… -3ページ目

繰り返される恋

強気な自分



強がりな彼女



自己チューな自分



自分が嫌いな彼女




素直じゃない自分




不器用な彼女




優しくなれない自分




甘えるのが下手な彼女




あまのじゃくな自分



真っ直ぐな彼女



過去を振り返らない自分


未来を見つめる彼女



本当は寂しい自分



寂しくて仕方ない彼女




気付かない振りをする自分




哀しい時ほど笑顔の彼女



自己嫌悪な自分




寂しさに負けそうな彼女



心が狭い自分




健気な彼女




愛してると言えない自分



優しさ待つ彼女




傷付ける事で愛を確かめる自分




押し潰されて俯く彼女




やっと愛してると呟く自分




終わりを告げる彼女




恋が終わりまた愚かな自分を見つける









続,今日迄生きて来て……

                       詩織の肩が小さく震えていた………………………




多分かなり肩身の狭い思いをしている事がその仕草からも分かる…………






「最近帰り遅い思ったらアンタこんな所で何してんのよ!!!!!!」



一瞬俺に目を向ける……




すぐ詩織に視線を戻す





「…………………………」



詩織は俯いたままただ黙っていた




「………おばちゃん 俺が無理矢理引っ張り回しててん……せやから」



「帰るよ!!はよ来なさい」



俺の言葉には一切耳を貸さずそう言い放った




カチンと来たが抑える




「…………………はい」





今にも消え入りそうな声で詩織が答える………





(しーくん ………ゴメンね…………)




表情だけで詩織が謝る



(大丈夫やで)



俺もそれに答える


「ほんまにスイマセンでした」



そそくさと背中を向け帰ろうとする叔母さんに取り敢えず頭を下げる




案の定振り向きもせず改札を抜ける




詩織が振り向き小さく手を振る……………




二日後……家に詩織から電話があった……(まだ携帯が無い時代…)




「この前はゴメンな淸淸淸」




「えーねん大丈夫やったか???」



「うん……」




「大丈夫やないみたいやな………」



「(笑)うん」



「……なんか言われたか???」



「目茶苦茶怒られた炅炅」



「炅炅そうか……電話イケるんか???」



「近所のお通夜行ってはるから大丈夫………」



「しかしイカツイおばはんやな瀨瀨」



「せやろ(T-T)」



「明日日曜やから逢えるか??」



「うん溿溿溿」



「あさってから学校やから逢えんねんけど……学校じゃあんまり話されへんやろ(笑)」



「(笑)間違い無い」










次の日の朝










改札迄迎えに行くが時間を過ぎても詩織は来なかった………………








続く

続,今日迄生きて来て…

その翌日から  


詩織は授業内容を写したノートを持ってちょくちょく家に来る様になった




二人の時間が増えた事に俺は有頂天だった………




ある日 詩織の表情が曇っているのに気付く…………




「最近元気無いなぁ…淸淸」



「本間に??瀨瀨」



「なんか凹んでる時やたらテンション上げてるからすぐ解るわ(笑)」




「瀨瀨瀨瀨ばれたか(笑)」



「(笑)やっぱりな……何や??? 」



「………たいしたことやないねんけど 最近イタ電増えてん……淸淸」


「無言電話やろ??」



「瀨瀨そう!!」




「俺も最近増えてん煆煆煆煆」



「炅炅そーなんや……」




「誰か妬きモチ妬いてんのんちゃうか淲淲淲淲」



「うちら付き合ってるん誰も知らんはずやのにね(笑)」




……付き合ってるって言った詩織の一言が内心嬉しかった






「まあ見つけたらシバいとくわ(笑)」



「(笑)うちは大丈夫やねんけど………叔母ちゃんが…………淸淸淸」



「………゛例 ゛の叔母ちゃんか………炅炅炅」



「そう………例の叔母ちゃん(笑)うち居候やから悪いなぁ………淸淸」




「詩織は悪ないやろ??実は叔母はん目当てのイタ電やったりしてな(笑)」




「(笑)それでも何も言われへんし……炅炅ゴメンなさい言うしか無いしなぁ…………」



そう言った詩織がいつもより余計小さく見えた………



「ちょっとこっち来てみ淲淲淲」



本当は抱きしめたかった………



あの告白から手すら握って無かった……



余りにも脆くはかない存在に思えて,触れると壊れそうで怖かった………





「何???」




恥ずかしげに隣に座った




これ以上ないくらいドキドキしながら……




そっと手を握った………




「手おっきいね溿溿ありがと…………」



震える手を茶化す事も無く ただ優しく笑った……


「(笑)せやろ獷獷なんせ………」



「あんたに惚れてるからな(笑)」




「瀨瀨瀨」





ただ静かな時間がゆっくり流れた………








それからいつもの様に駅へ送っていく




その時





事件は起きた…………








改札を見た瞬間…詩織が青ざめる






「!!…………叔母ちゃん」






いかにも金持ちそうな眼鏡をかけたおばちゃんが物凄い形相で二人を睨み付けていた……………











続く