20日、「本荘山の会」のメンバー4人で月山へ花を見に行ってきました。
3年前月山では初見であったクロユリ、エゾノツガザクラ、ウズラバハクサンチドリなどが、そろそろ咲き出したのではないかとの期待で胸を膨らませ出発しました。
3年前は2日遅い22日、しかも今年は雪解けがスローなため若干早い感じもしたが、咲いていてくれと祈るだけでした。
尚、画像は私のカメラが調子悪く相方のEichanさんから拝借したものが、数枚混じっています。
ハクサンイチゲが咲き乱れる月山頂上付近より左、姥ヶ岳、右側は品倉尾根です。
リフト乗り場100mほど下部にある姥沢小屋裏コース入山口です。立て看板には「残雪が例年より多いので使用しないでください」との文言が・・・・。ただ「通行禁止」とは書かれていなかったので、入っていきました。
朝のうちだけ「てんくらA」当たりました。ここはリュウキンカの群生地でした。
やはり前回来た時よりは格段に残雪が多かったです。立看の注意書きも満更ではなかったようです。
広大な雪渓が残っています。
ひたすら雪渓歩きが続きます。雲行きが怪しくなってきました。
主稜線との「合流地点」牛首を過ぎたあたりです。本来であればこの雪の下にも沢山の高山植物が見られたハズであったが・・・・・。
靄が取れてきました。
ミネズオウ。
丸い水滴を沢山付けていたヒメイワショウブ。小っちゃくて可愛い。
一瞬晴れると振り返り見ます。ここの岩稜地帯では色々な花が山頂まで続いています。特にハクサンイチゲとミヤマキンバイ、イワカガミは壮観です。
ミヤマリンドウ。
ミヤマウスユキソウ(ヒナウスユキソウ)。
もうすぐ山頂です。ここも凄いことになっていました。
ハクサンハタザオ。
月山頂上神社。誰もいません。7月1日山開きに合わせ山頂小屋営業。
まだ山頂部でしか見られなかった咲き始めのエゾノツガザクラ。
イワウメ。
残雪を背景にエゾノツガザクラ。ツガザクラやコメバツガザクラも咲き始めていました。
クロユリ(ミヤマクロユリ)、まだ蕾状態でした。1週間くらいで見頃を迎えるかな?
神社前で昼食。奥に見える姥ヶ岳までの主稜線を辿ってリフト乗り場へと帰ります。
空は相変わらずすっきりしません。
右から会の大先輩Y姉御さん、いつものクッキーさんとEichanさんです。
ミヤマシオガマです。ヨツバシオガマも咲いていました。
コシジオウレン(ミツバノバイカオウレン)。
名残惜しく山頂(左奥)を振り返ります。
紫灯森周辺も花で埋め尽くされていました。
葉に紫の斑点模様が特徴のウズラバハクサンチドリ。
今日最後の登りです。背後は湯殿山へ繋がる稜線です。
辿ってきた主稜線が、霞も取れ見えるようになってきました。
月山背景に姥ヶ岳山頂でのY姉御さんとクッキーさん。いろんな花を見られて満足な笑顔でした。
花見会最後のフィナーレを飾るに相応しいミネザクラで〆ました。
たっぷり雪が残る姥ヶ岳の南斜面は夏スキーのメッカです。
この日はスキーヤーやボーダーが20人ほどが楽しんでいました。
ただし山頂へは私たちのほか、たった一人のみと言う何とも静かで贅沢な
山旅でした。