40代のママの共通点、それは「昭和生まれ」
根性、努力、そんなキーワードが昭和を彷彿とさせますよね。
今は時代も移り変わり、教育も少しずつ変わってきています。
ただ、今の子供を教育するのは昭和生まれの私たちで、根性、努力だけが全てではないとは頭ではわかっていても、ついつい言動に出てしまう。
そんな場面ありませんか?
特に、凸凹キッズの子育てにおいては、この昭和イズムにとっても苦しめられる!
私もそれで散々失敗して、のたうち回っていた一人です
この通りに子育てしようとしたら、そりゃ苦しい。
ママも子供も誰も幸せになれないですよね。
だから、もうこの際、昭和のこのトップ3を手放して、それらを新たな価値観に変換することで子育てがグンと楽になる!方法をお伝えしていきます。
①減点方式
②競争社会
③人に迷惑をかけるな
①私たちの小さい頃は、通信簿もガッツリつけられて、体育の授業では逆上がり、縄跳び、かけっこ、全てにおいて「できた方がいい」という価値観がありました。
例えば、算国社ができても理科が苦手なら、理科ができるようにがんばれ!と言われ。
できるものはできて当たり前、できないものを補ってこそ!みたいな。
これが減点方式。
凸凹キッズは、全てにおいて満遍なくできる、ということはありません。
脳の仕組み、発達の違いで、できるものとできないものの差が大きいです。
ちなみに、我が家の息子はできることが少なかったので、努力をしても追いつけないことなんて山ほどありました。
だから変換すると、「加点方式!」
できているところをどんどん伸ばす。
苦手な分野など全部を満遍なくする必要は全くなくて、できること、好きなことに注力し、親もそこをどんどん褒めて応援する。
そうすることで、子供も楽しさややる気が出てきて、幸せな気持ちになる。
②周りと競争して向上心を高める、というのは、それがモチベーションになる子もいれば、そうじゃない子もいます。
凸凹キッズは得意、不得意がはっきりしている子が多いので、周りと比較して自分はできない、と自己肯定感が下がっていってしまう子が多いように感じます。
だから変換すると、「周りと比べない!」
とは言ったって、周りの子たちの出来具合とか、めっちゃ気になりますよね。
わかります。
でも、それは誰の何のための比較なのか?
ママの価値観が自然に発動していませんか?
それ、昭和です!キケン!!
子育ては、我が子が成長できるように見守り、サポートしていくことです。
凸凹キッズの場合、できないことで劣等感を抱いてしまうことが多いように感じます。
だから、本人に合った方法で、スモールステップを組み立てながら、学習でも運動でも取り組んでいくことがとっても大事。
③人に迷惑をかけるな、は昭和の人ならよく聞かされた言葉じゃないでしょうか?
犯罪とされている行為はもちろんダメだし、人の体や心を故意に傷つけてはいけないことは子供にも伝えないといけません。
ただ、世の中の「人に迷惑をかけるな」センサーが敏感すぎて、迷惑をかけている人やコトは良くない、いわば排除する傾向にあると思うんです。
それは、学校だったり、親同士の繋がりの中でも多くみられます。
それが人に優しくできない原因の一つにある気がします。
だから変換すると
「人は迷惑をかけるもの!」
凸凹キッズママは特にその影響を受けている人たちではないでしょうか?
子供、ましてや凸凹キッズは周りに迷惑をかけてしまいます。
でも、生まれてきたばかりの、社会をまだ知らない子供たちをこれから育てていく過程で起こることに対して、もう少し寛容に見守る世の中になってほしいなという願いが一つ。
あと、もう一つは、親である私たちが子供たちに「迷惑をかけるな」ではなく「人が生きていく上で迷惑はかけるもの。困っている人がいたら手を差し伸べよう」と伝えて、それを親が実践して子供に見せていくことが子供にとっての幸せに繋がるんじゃないかと思います。
一緒に価値観をアップデートしていきましょう