変形性膝関節症の骨切り術が改良されて、新たに見直されています
中高年の女性を中心に患者は1千万人ともいわれる変形性膝関節症。
O脚になり、ひざが痛むのが特徴で、進行すると手術が必要になります。
近年は人工関節の普及で徐々に手術件数は減少傾向でしたが、人工関節はあくまでも人工物。耐久年数や感染に弱いなどの欠点もあります。
また、変形性膝関節症の患者さんの多くは人工関節まで必要のない初期から中期(膝の内側が痛いが、膝の曲げ伸ばしは殆ど正常といった状態)です。
このような患者さんに人工関節を行うと、痛みは良くなるものの、膝の曲げが悪化するという欠点がつきまといます。
人工関節が必要ない中期までのの患者に向いているとされるのが骨切り術です。
(その2に続く)