その49:栄養学の常識は変わる! | 肥満治療を行う外科医のブログ

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健康な身体を取り戻そう!

写真は、米タイム誌の表紙です。

左が1984年、右が2014年。

 

 

今から約40年前のアメリカでは、コレステロールを多く含んだ物を食べると、血液のコレステロールが上がり心臓病を引き起こすと、科学的に信じられていました。

それで低脂肪食大流行したわけです。

 

低脂肪食というのは、低脂肪にする代わりに、カロリーの帳尻を整えるため、何かを余計にいれなければなりません。それが糖質です。

 

糖質安くて、甘くて、保存をきかせますから、食品メーカーにとっては大変都合のよい物質だったと言えます。

 

しかし、その結果どうなったかというと、

アメリカでは、低脂肪食心臓病や肥満の予防にはならず、むしろ状況を悪化させてしまいました。

 

そこで、2014年の米タイム誌の表紙では、

「バターを食べよう!」と、まったくのことを謳うようになったわけです。

 

栄養学の常識は変わります

 

アメリカでの40年にわたる壮大な栄養実験から確実に学べたことは、糖質人を肥満にさせ、心臓病のリスクを高めるということです。

 

まだ巷には低脂肪食の食品も置かれていますが、成分表をみて、糖質が多く入っていないかは、自分の身を守るためにもチェックすべきです。

 

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