その51:脳腸相関~腸が大事な理由  | 肥満治療を行う外科医のブログ

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-動物の進化は腸から始まった-

 

もともとはヒドラ(クラゲやイソギンチャクの仲間)のような腔腸動物が進化して、ほ乳類になったと考えられています。

 

 

(図のように)の周りを神経細胞が取り巻き、その神経細胞があることで、腸の動きが効率よく調節できるようになりました(捕食力、消化・吸収力がUP)。

 

やがて脊髄ができ、その先端部分が膨らんでができました。

 

そう考えれば、

脳と腸は昔から密接につながっていると言えます(脳腸相関)!

 

腸からの刺激は、迷走神経を通じて脳に伝えられますし、以前お話しした胃や腸から出るホルモンは、神経の伝達物質として、脳にも作用します。

“腸が第二の脳”と言われる所以です。

 

食べることがダイエットにとって敵であってはいけません。

食べること(腸)を味方にして、脳をコントロールする方がクールなダイエット法と言えます。