書家 紫瑛のブログ ~心豊かに書と暮らす~

書家 紫瑛のブログ ~心豊かに書と暮らす~

「書道」の楽しさや奥深さを、日常の暮らしやその中で感じたことと共に、アラフィフの書家・紫瑛が綴ります。心豊かに暮らしていきたいから。

古典を学び、現代では少し遅れをとっている筆と墨という道具を使って、字を書く。
それも美しく書くことだけを目的にするのではなく、
脈々と続く書の歴史を辿り、書くことで心を整え、感性を磨く。
慌ただしい社会にあるからこそ、大切な学びであると思っております。
「学書」、はじめませんか。
大人の方対象です。

紫瑛(青冰書道会主宰)

☆ブログでは「学書」のエッセンスを中心に、私自身の「学書」(まだまだ途上ですが)もお届けしております。


こんにちは、書家の紫瑛です。 ご訪問いただきありがとうございます。 神奈川で大人対象の書道教室を開いております。

初めましての方はこちらもどうぞ→🌟

 

 

「書道」といえば、筆を持って字を書くこと。

 

これは「定義」といっても


過言ではないでしょう。

 





では、

 

「筆はどのように持っておられますか?」

 

とお尋ねしたら、


ほとんどの方はこう持たれます。


 

 

学校の書写の授業で、こう習いましたものね。

 

 

 



でも、私は生徒さんに

 

この持ち方に変えていただいています。

 

 


 

 

上の写真と下の写真の

 

大きな違いは、親指の向きと手首の形。

 

写真を並べてみます。




 

 

 

左は

 

親指が下向き、手首も下に向いています。

 



右は

 

親指が上向き、手首は起きています。

 

右の上向き、というのは


親指が


筆の軸(筆管=ひっかん、といいます)


に沿うように当てられ、天に向かっています



また、

 

 筆に当たっていない、


残りの3本ないしは2本の指は軽く曲げて、


その中にウズラの卵をかかえるような

 

感じで、筆を握ります。





この右側の筆の持ち方は、


昔から中国の人が


こうされているやり方です。


 

 

 

どうして、


私がこの持ち方を勧めているか。

 



このように持つと、手首が安定します。

 

書を書く時、手首をひねって書くと、

 

起筆(書き始め)や、はね、はらいの際に、


穂先が揃いやすいので

 

綺麗に見えることが多い。

 

でも、線に骨が通らず、深みが出にくいのです。

 







さて、私にこう言われた


生徒さんは皆、初めは目を丸くします。

 

だって、こんな持ち方


見たことも聞いたこともないから。

 



「先生!、手が釣りそうです!!びっくり

 

と、笑いながらもトライされて、

 

あっという間に慣れてしまいます。

 




書道を、また 古典を学ぶとき、


ただ形をさらりと真似て、

 

それで満足するだけでは勿体ない。

 

そこから始まる、線の面白さや、

 

書いている時の筆の弾力を感じることも

 

「書の学びの楽しさ」

 

の醍醐味の1つだと私は思います。




 

  

大人からの書道は、

 

初めての「!」が

 

盛りだくさんです。

 

 

 


中国の宋の時代の書人「米芾(べいふつ)」の


書の臨書です。 

 

~紫瑛~