渦巻研究家の齋藤です
今日は蚊取り線香の渦巻きのお話です
1890年(明治23年)
「最初の蚊取り線香は仏壇線香のノウハウで作られたもので、
長さ20cm。40分ほどで燃えつきてしまうし、
細かったので蚊取りの効果のためには3本くらいを同時に焚く必要がありました。
なので・・・
睡眠中には役に立たないという欠点があったのです」
棒状線香発明から5年後。
キンチョーの創業者である上山英一郎氏に、妻のゆきさんが、
庭で蛇がとぐろを巻いているのを見て
「あなた、これよ」とアドバイス。
これが現在の渦巻き型へのヒントになったそう。
お==ナイスな奥様
ということは蚊取り線香の渦巻きは蛇のとぐろからきてるんですね~~
そこで・・蛇のとぐろは右まわりか?左まわりか調べてみると
どちらでもないそうですが
巴紋のことがでてきましたので・・・
明日は巴紋の紹介をしますね===
さて・・蚊取り線香は右まわりか左回りかというと。。。
左巻きの蚊取り線香は、世界でKINCHOだけ
なのだそうです これは・・
老子の言葉に「君子居則貴左」「吉事尚左」という言葉があり、
「平和なとき、良いことがあるときには左が貴ばれる」という意味で……。
「“平和な時代の商品だよ”、ということを思い出してもらえればいいんじゃないかということで、KINCHOはずっと左巻き」
だそうです・・・・
なるほど~~これを知って気になったのが
この頃 水場にいくと 右に引っ張られるし
右まわりの渦巻を感じるのですが・・・
平和な時代のおわりなんてことないでしょうね~~心配です
金鳥という鳥はいない
KINCHO=金鳥という名前は
司馬遷の『史記』にある故事成語「鶏口牛後」が由来なんだそうです。
「牛のしっぽになるくらいだったら、小さくても鶏のトップになれ!」っていう
有名なあの言葉です。
金鳥は、戦う強い鶏、
闘鶏が当初のイメージだったようで
ただし・・・
KINCHOはあくまで商標で、
正しい社名は「大日本除虫菊株式会社」。
また、正式な商品名は「蚊取り線香」ではなく
「金鳥の渦巻」なんです!
なるほど===蚊取り線香 もとい 金鳥の渦巻も
最近使わなくなってきてますが・・・
わたしはあの匂いが好きで
なんとなくアロマ効果も期待できますし・・
やっぱり夏って感じもいいし~~
昭和の香りのするアイテム
懐かしい感じが大好きなので
今年は平和も願いながら
左まきの金鳥の渦巻使います
齋藤でした