2017.6.13
am9:36
2390gと32週にしては、大きめの男の子が産まれました


私は手術室に向かうまで、点滴をカラカラ引きながら
ずっと泣いていました


スムーズに手術の準備が進み
気付けば下半身の感覚はなく
いつお腹を切られたのかも分からないし

麻酔の影響で吐き気はするし
涙は溢れて止まらないし


なによりの願いは
「産声あげて…」
これだけでした


あっという間に赤ちゃんが取り出され

「おめでとうございまーす」
の声が聞こえました


「産まれた?!声は?どこ?息子はどこ?」

すると

「オギャーーー!!!!!」

…泣いた

赤ちゃん、私の赤ちゃん
私の息子!!!

「泣いた!泣いてる!よかった!よかった!」


涙は止まらず、
こんなに泣きっぱなしの帝王切開
あるんですね…


息子は、産まれる前から
「泣かないかもしれない。すぐ死んでしまうかもしれない」
そう言われていました


元気に産声をあげた息子は
すぐに処置をしてもらい
一命をとりとめ
ICUへと運ばれていきました


5秒くらいでしょうか
顔を見せてもらいました

自分の胸に抱くことはできませんでしたが
顔が見れて
私は、よかった…ありがとう…
をずっと言い続けていました


帝王切開のため
その日は動けなかったため
息子には会えなかったのですが
主人が会いに行き
写真を撮ってきてくれました



私の愛する息子
かわいい
きっと生きてくれる


産まれてきてくれて
お母さんにしてくれて
生きていてくれて
感謝でいっぱいの日になりました


この日を選んで産まれてきた息子は
きっと強い子になる


大きな志を持って
大きく翔き
BIGな人間になりますように
誰に対しても平等にできる子に


そんな気持ちを込めて命名しました