合言葉はヨーヨー・マ | 鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

鹿吉の徒然なるままに by Shicayoshi Cake Lab.

ひとつひとつを丁寧に、食べてくださる方を想って焼き上げる、を信念に掲げた焼き菓子屋の徒然なる日々を綴っております。

冬の空の、淡いブルーに心癒される鹿吉です。

こんばんは!

 

春の爽やかなブルーも

夏のはっきりとしたブルーも

秋の柔らかなブルーも

 

どれも好きですが、冬の天高く透き通ったブルーは格別だな、と空を見上げては感じております。太陽までが柔らかく、その暖かさに強張っていた身体が解れていく感覚がいたします。

 

さて本日は年末年始が近くなったからか、中国人観光客が増えましたね、という話をひとつ。

 

アジア系ドラマにハマっていると先日ブログに書きましたが、その流れから現在中国時代劇にハマっております。ワイヤーアクションもさることながら、なによりも背後に映る調度品や書が見事で、内容以上に美しい絹織物や簪、茶器、書作品などに目が奪われておりまして、ほぼほぼ内容は頭に入っておりません。

 

もっとクローズアップして背後だけをしっかりと眺めたいと思いつつ、一瞬にして流れていく美術品に瞬きすら忘れて見入っております(笑)

 

吹き替えでなく字幕で流しておりますので、当然会話は中国語。

おかげさまでちょっとした相槌やYes or Noくらいは聞き取れるようになってまいりました。

 

なかでもよく耳にするのが

 

「ハァダハァダ!」(意味:OK)

 

「メイヨー」(意味:ない)

「メイヨーラ」(意味:なくなりました)

「メイヨーマ」(意味:ないですか?)

 

「ブーシー」(意味:No)

(耳で聞くとブシューですけども)

 

「ドゥイドゥイ」(意味:そうそう)

 

にございます。

 

先日、ちょっと都会へ足を運びましたら、周囲は中国人で溢れておりました。

日本人は比較的無言で歩くことが多いような気がいたしますが、中国の方はどの方もずっと何かを話しながら歩いておりまして、ドラマで耳にする音があちらこちらから聞こえてまいりました。

 

とくに「ハァダハァダ」はよく耳にいたしまして、本当に言うんだ…と軽く感動すらいたしました。

 

母とカフェで待ち合わせをしておりましたので、すでに待っていた母の前に座るなり、私はやや興奮気味に中国語が聞き取れたことを話しました。

嬉しかったのでございます。

周囲の中国語が僅かながらも聞き取れたことが流し見していたドラマが無駄でない気がして、本当に嬉しかったのでございます。

 

「そうよね〜本当に多いわよね〜」

 

私の話を受けて母が周囲を見渡します。

母と待ち合わせしていたカフェは外国人好みのカフェではなく、どちらかというと昭和世代が落ち着く「喫茶店」といった風体でございましたので、お客様は日本人のオーバー60の落ち着いた方々ばかりにございます。

 

そして声を潜めて母が続けました。


「日本人ですか?て意味だと思うけど、そればかり聞こえるわ~」

 

街中を歩く中国人観光客が誰に向かって「日本人ですか?」を連呼しているのか、妄想族でも想定できないシチュエーションでございますが、母の耳にはそう聞こえるのだと思いました。

 

「へぇ…」

 

適当に相槌を打つ私に母が真剣な表情で言ったのでございます。


「ヨーヨー・マって!」

 

それ、チェリスト〜!

 

めっちゃ有名な世界的なチェリスト、ヨーヨー・マ!!!!!

しかもフランス生まれのニューヨーク育ちの中国人ですよ~ッ!!!!!

 

文章でなく、人の名前にございます……

 

街中を歩く中国人の方々がヨーヨー・マさんの名前を連呼しながら歩いている様子を妄想して思わず食べ始めていたパスタを吹き出しそうになった私は今日も元気に焼いております。

ベイクドタイプのチーズケーキ「フロマージュ・キュイ」にございます。

 

しっかりとした生地は噛めば歯形が残るほど。

爽やかな酸味とバランスの取れたチーズの旨味が美味しい焼菓子にございます。

 

こちらの商品は日にちが経つほどにチーズが熟成されていきますので、味わいが変化するのが特徴にございます。

 

はじめはフレッシュなチーズの香りと味わいが

2日目からは熟成の始まったチーズの旨味と増すレモンの酸味が

3日目はしっかり濃厚な旨味が

 

お楽しみいただけます。

是非一度ご賞味くださいませ~

 

ご興味を持っていただけた方はどうぞこちらへポチっとな、宜しくお願いいたします~

 

ちなみに日本人ですか?は

 

ニーシーリーベンレンマー?(你是日本人吗?)

 

だそうにございます。

 

それがなにゆえ「ヨーヨー・マ」になったのかはわかりません(笑)

 

母は海外に行くときには必ず

 

ありがとう

こんにちは

1〜20までの数

お願いします

 

という基本的なものを覚えるようにしているそうにございます。

 

それさえ言えればなんとかなる!が持論にございまして、どこに行ってもそれで押し通して無事に帰国する強心臓の持ち主でございます。

 

アジアに行くことになったときに、おそらく「日本人だ」ということを明確にしようと考えた母が「私は日本人です」という文章を覚えるとともに「あなたは日本人ですか?」と聞かれたときに聞かれた意味がわかるように一緒に覚えたのだと推測いたします。

 

が、長い年月が経つにしたがって最後の「マ」だけが記憶に残り、それが「ヨーヨー・マ」と繋がってしまったのだと思います。

 

それにしても妄想族としては「ヨーヨー・マ」を連呼しながら歩く中国人を妄想して大爆笑しないではいられません(笑)

 

だって想像してみてください。

 

新年に向かって華やかに煌めく街中。

所狭しと周囲を興味深そうにキョロキョロしながら歩く中国人観光客たち。

 

興奮したように誰もが口にするのは…

 

「ヨーヨー・マ!!!」

 

笑わないではいられません(笑)

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

またいらしてください~♪

お待ちしております!!!