毎日1時間以上、電車で通勤していた時代は、
座ることができると、通勤時間が読書タイムでした。
ところが通勤時間がなくなってからは
なかなか読書の時間が取れなくなり、
小さな会社を経営するようになってからは
本棚がビジネス本ばかりになっていきました。
ビジネス本は教科書やトリセツと同じです。
知識や技術は得られても、心と頭の栄養にはなりにくい。
いつかゆっくり本を読みたいと思っている人は少なくないかも。
どんどん本が増えていきますが、
読むスピードが追い付かないんですよね、残念ながら。
自分の家も本だらけなのですが、
実家も本がたくさんあります。
父も母も、読書家だったから、とにかく本がたくさんあります。
納戸にあった文学全集などは、日本文学だけで80冊もある!
たぶん、誰も手をつけていない本が大半ではないかと思います。
そこで、「死ぬまでに読破しよう」と、文学全集を読み始めました。
日本の文学、世界の文学。
いろいろな出版社のバージョンがあります。
昔の本は文字が小さかったり、漢字が難しかったり、
読む憎いのですが、だからかえっておもしろい。
趣味というのは少しくらいめんどくさいほうがいいのです。
文学を読んだらどんなメリットがあるかといえば。
何もメリットらしきものはないかもしれない。
あれこれ考えることが増えるだけかもしれない。
でも、読むことと、書くことは、楽しい学びだと思います。
先週読んだ本は「ジーキル博士とハイド氏」
人間の持っている悪意とか闇の部分。誰もが持っているふたつの意思を分割しようとしたジーキル博士。
非常に哲学的な内容でした。
毎週水曜日は「みちくさ本棚」です。
ご不要になったご寄贈本がたくさん集まってきていますが、
今日は洋書にチャレンジしてみたいなと思っています。