先日、NHKの番組に登場していた女性。
才能があって、美人で、夫と家族がいて、さらに、仕事とチャンスにも恵まれ、まったくもって非の打ち所がない、素敵な方でした。

その方が手がける仕事はどれも女性らしい視点で、女性たちに寄り添う企画。
どれもが成功するなかで、上司(多分男性)が、

「君は、太陽があたる道の真ん中を歩くような人生を送りなさい」

的なことを言ったのだそうです。
すごいですね!!上司!!!カッコいい。

思い返せば、私などは、イバラの生い茂る荒地のなかで、全身傷だらけ、周囲は狼とか敵だらけな世界のなかで、ホタルみたいな光をチロチロと吐き出して生きてきたわけで、もう、まったく、比べようもないのです。

私は、「しなくてもいい苦労は無理にしなくてもよい」と思うのですが、そのためにはやはり、自分だけの努力ではなく、認めてくれる上司や仲間、環境、そして、運も必要だと思います。

NHKの番組の同じ時間、違う番組ではアイルランドで孤軍奮闘する女性を取材していました。
和食屋を営む女性。
近所に中国人が経営する大型の似非寿司屋ができて客が激減。
起死回生のために飾り寿司を学び、懐石料理風の日本料理を提供します。
彼女は料理をきちんと学んだ料理人ではないのですが、日本の料理を正しく伝えたいと努力している姿は素晴らしかった。
そんな彼女が言った言葉は、

「アイルランドでは日本人というだけで尊敬した目で見てもらえる。それは先人の日本人の人たちが立派な行いをしてくれたおかげ。自分も後に続く人のためになる行動をしたい」

というようなこと。(少し言い回しが違うかもしれませんが)

どちらの女性も素晴らしい。

でも。後者の女性は結婚もせず、子供もいない生き方を選択して、見るからに苦労をしていて、同じ時間帯であったからなおさら、比べて見てしまいました。

どちらの女性も、一生懸命、いい仕事をしていることは間違いないし、どちらも「太陽があたる道」を歩んでいるけれど、真ん中を行くことはなかなかできることじゃないよなあ、とか。

だからこそ、真ん中の人はどんどん頑張って太い道を作って欲しいし、道の端や横道人生はそれはそれで意味があるはず。

いろいろな選択があり、いろいろな生き方があると考えた時間でした。