国際災害防災展と産業防災展というふたつの防災展に出展する機会をいただくまで、
防災というのは正直、どこかひとごとなところがありました。

阪神大震災のあとも、熊本の震災後も、

訪問した先々の被害の大きさはあまりにも衝撃的すぎて、

自分のいまある生活とすぐにはリンクできず、

「いつきてもおかしくない」と言われる東京大震災も、
正直、ピンとこないのです。

 

でも。

 

災害というのは、地震ばかりではなく、

たとえば、不慮の事故というのも、

考えなくてはいけないのではないか、と思っていたところ、

新幹線の事故が立て続けに起こりました。

 

新幹線内での無差別殺人。

新幹線の人身事故。

 

どちらも、あってはならないことですが、

ふだん、仕事で新幹線をよく使う人たちにとっては

背筋が凍るできごとであったでしょう。

 

そして、

後者の場合、

たった1夜ではあるけれど、

新幹線のなかで泊まる事態になってしまった人もいたようです。

 

このとき、菓子パンとお茶が配られたそうですが、

被災したときに配布されるものでは、菓子パンとおにぎりが多いという話を
石川伸一さんという大学の先生の本で読んだところでした。

たった1晩のことであればがまんもできますが、
電気やガス、水道が何日も止まるような事態になったときには、

実は高カロリーなたんぱく質や、繊維質のある野菜類が必要になるそうです。

 

そして、

そんなときだからこそ、暖かい1杯のお茶やコーヒーがあれば・・・

 

出張中の福島で震災を体験した人が、
しばらく、通勤バッグのなかに、水やちょっとした食料を持ち歩いていたのだけれど、
「最近はもうやらなくなっちゃった」という話も聞いたばかりでした。

電車のなかに閉じ込められる、ということは
トイレが近い私は、トイレの恐怖もあります。
新幹線ならずとも、在来線でもないとも限らないことで、
災害というのは、いつ、どこであっても、おかしくないことなんだなあと、
改めて考えています。

あってほしくないけれど、あったときにどうするか。
 

とりあえず、水は常に持参。

ハイヒールはやめて、外出時は運動靴か歩きやすい靴。

オシャレは二の次で、まず、サバイバルです。

 

「コンビニがあるから大丈夫」と思っていても、
災害時にはコンビニも自動販売機も使えなくなることもあると、
災害体験者の方に聞きました。

 

防災は、

第一に、自分の身を守る

二番目に、家族の身を守る

三番目に、地域や隣人や他人を守る

 

まずは自分のことは自分で守ること。

 

大きな災害のために備蓄食を考えることも必要ですが、
小さなアクシデントのための備蓄も必要だと思いました。

 

災害食関係の本を何冊か読みました。

特に、石川先生の「大震災を生き抜くための食事学」は、震災体験記録としてリアルに受け取れました。

ふだんから、キャンプなど、アウトドア生活、サバイバル生活を体験しておくことも大切だと思いました。

 

 

 

震災体験記録