女性のみなさんは美容院にいくらくらい、かけていますか?
 

私は以前は、カットとパーマとカラーで2万円くらいかかるところに通っていました。

 

さすがに2万円前後となると早々しょっちゅうは行けないので、

回数券を買ったり、キャンペーンのときに行ったりで、

そもそも、パーマもカラーも時間がかかるので、

どちらかだけ、ということも少なくなかったのですが、

それでも1万円以上かかるのが常でした。

 

今年になって、美容院の検索できるアプリでキャンペーンなどを調べてみて、

ポイントがたまるとか、クーポンがあるとかというのもチェックして、

あるお店に行ったら、

通常1万円以上のコースが、初回のみ半額でした。

 

しかし。

 

「初回のみ半額」というお店は結構あるので、

それを狙っていれば当分安上がりになりそう。

それでも美容院側はソンをしないのだろうか?

なんて思ったりしつつ、しあがりは満足。

「また来るかな」と思ったけれど、次回はノーマルプライスだと少々高いかなあ???

などと思ってしまいました。

 

そして、また、髪が伸びてきて、

またまた美容院の検索サイトで近所の美容院をチェックすると、

カットが安いところを発見。

全体的に、かつて行っていたところの半分以下、3分の1くらいの価格です。

そこに行ってみることにして、電話予約しました。

 

2階にワンフロアあるその店は、

カット台が3つに、シャンプー台が2つ。

仕切りもなくて、昔の床屋さんみたいな感じです。

ヘアスタイリストさんは、40代くらいの男性と、30代前半くらいの女性のふたりきり。

店内は音楽もなく、静かで、お客さんとも特に会話をする様子でもなく。

 

「ここはもしかして、理容室(床屋)さんだったのかなあ」と

内心不安になりながらも、

「カットとパーマでお願いできますか」というと、

男性ヘアスタイリストさんが、
「パーマ、かけますか?」というんですね。

 

以前行っていた高級店では
「髪の根本が気になるから、パーマよりもカラーをやったら」と勧められることが多かったので、

「カラーのほうがいいですか?」と聞くと、

「いや、カットだけで、いいんじゃないですかねえ?」と言うので、びっくり。

「洗髪して、カットしてみて考えてみますか?」

と、ノーカラー、ノーパーマでやってみることに。

 

聞けば、この地で20年やっているということ。

やってもらっている間にも、

「予約していないけれど、いいですか?」と顔を出すお客さんが2、3人。

目立たないお店なので、地元の人のようですが、かといってなれなれしい常連というわけでもなく。

「お待ちいただければいいですよ」と、淡々と対応。

 

結果。

まったく問題なし!

そして、お値段、カットたったの3000円!!!

所要時間も1時間もかからず、とても丁寧にやってくださいました。

そして、

たいていの美容院で書かされるプロフィール表も会員証もなし。

 

ちまたでは1000円くらいでカットだけやってくれる美容院もありますが、

洗髪もして、セットもしてくれて、アドバイスもして、3000円なら激安です。

2万円もしたら「ちょくちょく通う」のも控えますが、

3000円なら毎月来て、ちょいちょいっとやってもらえていいなと思いました。

時間がかからないのもありがたい。

 

ちょっと話は飛びますが、

今年89歳になる母が通っていた美容院は、ちょうどこんな感じだったのではないかと思います。

美容師さんがひとりで、お客さんはみんな地元の人。

でも、その美容師さんも高齢になって、昨年店じまいしてしまいました。

母は「行くところがない」と非常に困っていました。

 

昭和ヒトケタ生まれの母は、男性の美容師さんは苦手で、女性がいいのですが、

美容院に行って、あれこれ注文をつけたりはしたくないし、

そももそも町の美容院は若い人向けで入りにくいというのです。

 

そこでネットで調べたところ、訪問美容をしているところが見つかりました。

ありがたいです。ネット情報!

 

早速連絡をとってみると、介護の資格も持っている美容師さんがチームになっていて、

在宅でカットだけでなく、パーマもカラーもやってくれるとのこと(一度に片方だけ)

しかも料金は、美容院に行くのとほとんど変わらないのです。

バイクに、美容道具一式持って、美容師さんが家にやってきます。

そのおうちにあった場所で(たとえばお風呂場とか、お庭とか、リビングとか)で作業をして、

あとはちゃんと掃除機をかけてキレイにしてくれるというサービス。

 

これから高齢者が増えていくのは間違いないので、

こうした訪問サービスに需要があることは間違いありません。

しかも、店舗を構える必要はないので、経費も少なくてすみます。

 

さきに書いた「3000円でカットしてくれた」ご近所の美容室と、

こちらの訪問美容サービスの共通点は、

お客様が地元の中高年やお年寄りだということ。

 

たぶん、その方たちはネットは使えないことも多いので、

地元のクチコミや、案外お店の外の看板なども重要かもしれません。

私の母の場合は、新聞に入ってくるチラシや、市町村の広報誌の広告などが情報源です。

 

私自身、きっかけは美容院の検索サイトではあるのですが、

店構えや雰囲気などはサイトだけではわからないし、

そもそもいい年齢ですので、あまり若い人ばかりでオシャレすぎる店も居心地がいまひとつだったりします。

 

いいものやいい技術を高く売るということもビジネスとしては重要ですが、

常連になってもらうためのお手頃な価格設定と

ターゲットに合ったビジネスモデルが、地元密着のビジネスの基本になるな、と実感しました。

 

ところで。

 

美容院とはまったく関係がありませんが、

地方の小さな会社が成功するためのブランドづくりやプロモーション戦略について、

体験的に書いている「脱・価格競争で売れ」

おかげさまで好評です。