Yahoo!が新しいサービスを始めた。

「Yahoo!エンディング」 http://ending.yahoo.co.jp/prepare/

元気なうちに、友達へのメッセージを残しておくと、死んだあとYahoo!がそれを配信してくれるというサービス。
SNSなどにアップした写真やデータを削除したり、Facebookに「誕生日」や「友達ですか?」なんて死んだあとに送信できないようにアクセス制限をしたりもしてくれるとのこと。

ちょっと前に「エンディングノート」というのが流行って(今はやや流行的には下火になっている感じはあるけれど、定着したともいえる)生前にあれこれと書置きしておくということに皆が関心を持つに至った。

確かに、死とは誰にも平等にやってくるものの、前もってわかるということはめったにないので、
死んでしまった人よりも残された人のほうがいろいろ困ることがあるかもしれない。

私も、昨年病気をして、「このままでは余命3か月」と医師に言われ(でも、手術をしたり、治療をしたので、すっかり元気になったのだけれど)「ああ、もう、来年の夏はないのか」と思って、夏物の服を一切合財処分したり、本棚の本を整理したりしたものの、本当はそんなことよりもなによりも、パスワードのわからなくなったブログとかSNSの処分なのかもしれない。

私の場合は、コンピュータは何もかもお任せしている悪友がいて、その人が先に死なない限りは、後始末はやってくれるということになっている。

猫もしかりで、もし、私が死んだら、チビタはその人が面倒をみてくれることになっている。

家のなかについても「何も考えずに、全部、処分してほしい」と伝えてある。

でも、実際に死んでしまったら、どうなるのかというと、たとえば、保険とか、銀行とか(資産はなにもないとはいえ)残された人たちは家探しをしなくてはならなくなるのだろうなあ。

そう考えると、Yahoo!のように誰もがわかるサイトで、エンディング・サービスというのは、いいところに目をつけたと思う。

しかも。しっかり「お墓」の宣伝が!

葬式もお墓もタダじゃないから、死んだあとのこととはいえ、事前にしっかりしておかねばならないことなのかもしれないけれど。まあ、ここまでくると、なんともなあという感じがしなくもなく。

もし、死んだ友人から、メッセージが届いたりしたら、どんな気持ちになるんだろうなあ。
感動、するかもしれないけれど、キモチワルイかも・・・

そういえば、最近読んだ「泣ける話」で。

母親が亡くなって、中学生でグレた少年が、家の中で金目のものを物色していたら、
お父さんの机のなかにあるビデオを発見。
エロビデオだと思って観てみたら、病室で、ベッドの上に座った母親からのメッセージだった、というもの。
「●●ちゃん、成人式、おめでとう。何もしてあげられなくて、ごめんね」と始まるビデオを見た少年はがんばって更生して、大学にも行った。
晴れて成人式を迎えたときに、父がビデオを出して渡したのだけれど、それをよくよく観たところ、母親を撮影している父親の泣き声が入っていることに気が付いて、またまた涙した。

という話。
やや、作り話チックなニオイもしなくもないのだけれど。

しかし、よくよく考えてみれば、私なんぞは何か言い残したいこともさしてないし、言いたい相手も思いつかない。

願わくば、他人から見ればごみ屋敷であろう私のうちの荷物をどうぞよろしく処分してね、ということくらいで、あとは野となれ、山となれ。
葬儀だって墓だって、どうでもいいし、そのときに面倒をみてくれる人が考えてくれればいいし、面倒をみてもらえないのであれば野垂れ死にでもかまわない。
エンディングノートを残すほどの資産もないのも幸いしている。
SNSやブログは、残って困らないような程度のゴミとして、みなさんにはお許しいただくとして。

なんて考えると、Yahoo!エンディング、私にはどうでもいいサービスであったか?

自分のことよりもむしろ、親のことを知るために、記述をしておきたい気がします。


コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノート B5 LES-E101/コクヨ

¥1,512
Amazon.co.jp

コクヨ 遺言書キット 遺言書虎の巻ブック付き LES-W101/コクヨ

¥2,484
Amazon.co.jp

エンディングノート [DVD]/バンダイビジュアル

¥4,104
Amazon.co.jp