久しぶりに家でゴロゴロしていられる休日。

『ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義』を

読みました。
「スリッパの法則」が有名だけど、藤野さんの本は

いつも読みやすくて面白いです。

ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義 (PHPビジネス新書)/藤野 英人

¥861
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本著では、「歴史」を参考にすれば、

過去に起きた産業の興亡やお金の流れと

同じようなことが現代でも起こる、としています。

私自身、たかだか十数年のキャリアですが、
ネットバブル、携帯インターネット、ブロードバンド、

web2.0、ソーシャル、スマートフォン、海外、、
バブルとその崩壊、ブームと反感、
規制緩和と統制強化、その激しい変化の中で、

既視感を感じる場面に何度も出会います。

ネット業界では目の前の変化のスピードに

ついていくだけで精一杯ですが、それに加えて

「歴史」から学ぶ必要性を感じていたところでした。


人は、経済環境が良いときには舞い上がり、
悪化している時には永遠に続くように嘆きます。

しかし、歴史から見ても常に揺り戻し(スイング)を
繰り返しているのに、振り回されるのではなく、

スイングの方向性を見極め、次の手を打つのが

賢明だということを本書で気づかされました。


ちなみに日本史では、日本は中国の影響を
常に強く受けていて、歴史的に中国が経済的に
強くなってくると国を開いて交流し、弱くなって
くると国を閉じて内国的になるそうです。

歴史から学んでも、中国との関わり方が

今後キーポイントになっていくことだけは
間違いなさそうです。