久しぶりに家でゴロゴロしていられる休日。
『ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義』を
読みました。
「スリッパの法則」が有名だけど、藤野さんの本は
いつも読みやすくて面白いです。
ビジネスに役立つ「商売の日本史」講義 (PHPビジネス新書)/藤野 英人
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本著では、「歴史」を参考にすれば、
過去に起きた産業の興亡やお金の流れと
同じようなことが現代でも起こる、としています。
私自身、たかだか十数年のキャリアですが、
ネットバブル、携帯インターネット、ブロードバンド、
web2.0、ソーシャル、スマートフォン、海外、、
バブルとその崩壊、ブームと反感、
規制緩和と統制強化、その激しい変化の中で、
既視感を感じる場面に何度も出会います。
ネット業界では目の前の変化のスピードに
ついていくだけで精一杯ですが、それに加えて
「歴史」から学ぶ必要性を感じていたところでした。
人は、経済環境が良いときには舞い上がり、
悪化している時には永遠に続くように嘆きます。
しかし、歴史から見ても常に揺り戻し(スイング)を
繰り返しているのに、振り回されるのではなく、
スイングの方向性を見極め、次の手を打つのが
賢明だということを本書で気づかされました。
ちなみに日本史では、日本は中国の影響を
常に強く受けていて、歴史的に中国が経済的に
強くなってくると国を開いて交流し、弱くなって
くると国を閉じて内国的になるそうです。
歴史から学んでも、中国との関わり方が
今後キーポイントになっていくことだけは
間違いなさそうです。