どこでもルール

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サイバーエージェントの福利厚生制度に、2駅ルール

というものがあります。


会社がある場所、たとえば渋谷なら渋谷から
2駅以内の賃貸物件に住めば、家賃補助が月に3万円もらえる

という制度です。



満員電車などの通勤のストレスから開放されて、

リフレッシュして働いて欲しいという想いからスタートした制度です。


実は通勤交通費やタクシー代と比較すると、会社の負担は

さほど変わらないことや、長く働く上での勤続メリットも考慮してます。




会社の福利厚生は、形骸化するものも多い。

でも、このわかり易い制度は単身の若者が多い当社では
大ヒットしました。


渋谷付近の不動産屋では、

「サイバーエージェントに勤務してます」


と言うと2駅以内で探してくれるそうです。




現在ではサイバーエージェント本社の社員の半数に

あたる約300人が2駅以内に住んでいます。


ただその一方で、三軒茶屋や中目黒といった人気の街では、

休日でも社員同士が偶然会ってしまうとか、


同じマンションに集中して寮状態になっているといった、

ちょっとした弊害も出てきました。







そこで・・


このたび、どこでもルールという福利厚生制度が

新設されました。



入社5年を超えると
どこに住んでいようが、持ち家だろうが

賃貸だろうが、全ての人に毎月住宅補助5万円が支給される

という制度です。






この制度は実は、役員合宿で退職金制度を検討している

最中に産まれました。



大前提として、ネット業界は今後10年、20年という期間で

捉えれば、必ず経験や知識や人脈が非常に重要になってくると

考えています


そこで、サイバーエージェントは長く働くことを奨励し、

終身雇用も打ち出しています。


しかし、20代と30代前半ばかりの当社では定年という

言葉はあまりに現実味がありません。



でも将来の人生計画が不安になる人も多いでしょう。


現時点で未来を予測し、退職金制度を細かく決定する

のは難しい・・


退職金制度があるせいで、会社に合わない社員が

辞められなくなるのは、会社と社員両方にとって

不幸なこともかも知れない・・



早期退職金制度などは、逆に辞めるきっかけになって

しまうかも知れない・・




など。

そんな議論が続く中で、



「5年、10年経ったら、その時点から毎月もらえる制度にしよう」



という声があがり、今回の制度を決定しました。


退職金をもらって終わり。

ではなく、現時点で考えるべきは、その後も継続して

働くことで恩恵が受けられる制度




今回の新制度の発表で、古い社員のみんなが喜んでくれて、

うれしいです。


10年めからは、最古の社員である私もまだ9年なので、

今はまだ、決めるのは辞めました。




そのほかに、当社は休んでファイブという休暇制度が

2年に一度ありますが、




その拡大版、

5年勤めたら休んで1ヶ月という新制度もスタートしました。