日々是暮らし | わたら瀬店長のブログ

日々是暮らし

梅雨が明けました。

紫陽花の葉を揺らす雨粒
その情緒を感じる暇もさほどなく
盛夏を迎え
燦々と照りつける灼熱の陽で立ち上る熱気は
我々の頬に一線の汗を伝わせ
見上げる青々しい世界には
逞しい入道雲が聳え立つ

昔グラウンドで流した汗と空、その純度は変わってはいまいかなどと下らない事を考えるこの頃...


さて近年
"多様性"
というものが叫ばれる世の中になってきました。
そしてその許容の是非も含めて。

一方でコンプライアンス(法令遵守)は大変厳しくなり、
まるでそれから逃げるかのように、
更に個人の趣向は、大衆メディアやSNSの氾濫で
細分化が加速する社会。

何が正解かを問われても全て曖昧になったり
大衆迎合的になる...

しかし
きっと正解はどこにもなくて
それぞれによるチャンネルに適合したところがその人にとっての正解や正義になる。


それは人々が望んだ社会であるのか、もしくは時代の流れがそうさせたのか...

無常感しかり、いつの日も自分が望んだ世界は必ずしもそうであり続けないことが常なのであります。

ただ、人間の生活自体の基礎は実は縄文、弥生太古の時代から変わってはおりません。
起きたら仕事をして腹が減れば飯を食い、時が来れば寝る。
それ自体は文明とは別次元の
根本的営みな訳で、、
人間自体が大きく進化したかというと
昨今の世界事情をみても到底思えなくもあり...

良くも悪くも、そう思います。

日本列島においては、稲作が大陸から伝わった3000年前からヒトは酒を飲んできたようです。
これもまた暮らしの基礎。

"正解"めいたものがあるとすれば
それはすごくシンプルで
日々の暮らしを、基礎を
汗をかいて、空を見る事を

わたら瀬で酒を飲む事を

愉しむこと

なんだなぁ

わたら瀬店長//