良いお年を | わたら瀬店長のブログ

良いお年を

大晦日
でございます。
今年やり残したことの総決算をすべて締めて
大掃除に勤しみ
来る年の正月の準備をすれば
あとは紅白歌合戦を待つのみといったところでしょうか。

行く年にこめる感慨は名残惜しさも混じえ、なんとも言えない感傷が有るものです。

一年のうちに人の一生を見るのであれば
始まりと終わり
そのあいだは
振り子の針のように自ら振れ続け
いや、振られ続けて
それでも尚、この一年、色々あったなぁと
それでも過ごせてこれたならば
まぁそれもまた一年(一生)

かくありたいもので

さてしも
折からの大災厄は我々に何の教示を与えるのかを考えた年でもありました。

聖徳太子からの至言
「和をもって尊しとなす」民族性を保ってきた我々は
「和になるな」といわれたときでも
やはり「和」なのだと。

隣人が凶器になりうる社会においても、やはりマスク越しに隣人を愛す社会。そして、そうあって欲しくもあり、、、



おそらくそれは
日本列島に見舞われる数々の大災厄をそうやって乗り越えてきた
種としての<生存本能>であり、<叡智>
なのではないでしょうか。

災厄とは巡るものです。そして幸福も同じく巡るもの。

そうやって、振り子が振れ続けて一年、一生をかたどり、縁取るのでございます。



この歳末にこだまする
「良いお年を」
という挨拶は

相手の福を願い、願われる
なんとも言えない温かさに包まれるこの時期だけの言葉。
大切にしたいものです。

皆さん

良いお年を

//わたら瀬 店長