気骨の杜氏
喜久酔(きくよい)
という日本酒。
先日、日本酒の会にて
杜氏の青島孝さんとお話しさせて頂く機会に恵まれました。
この方、私がずっとお話しを聞いてみたかった人物。
もとポートフォリオマネージャーとしてNewYorkで
金融の最先端を走っていた方。
杜氏の世界に入ったのは三十二歳だと言っていました。
「それまでは、力仕事などしたこともないので『手』が変わりました」と。
それで握手させてもらったら、とても、とっても分厚くて。
『振り子の針』が端から端に振れる様に
きっと、
青島さんはものづくりとは、仕事とは何かという事を
真剣に見つめられたんだろうと、
握手をしてみて思いました。
ふと、
「世界で仕事をしてきたのなら、日本酒を海外に広めようという今の潮流はどう思いますか?」
と聞いてみたら、
「日本酒の美味しさ、繊細さは、海外の人にはない日本人の感覚でしか理解できないところが有ります。私は、周囲の人に、日本人に愛されるお酒を造っていきたいと思っています。」
慎み深い打身に違わず、素晴らしい杜氏さんです。
今夜、喜久酔入荷いたします^^
わたら瀬店長//