自転車部品でネジが固く締まっていて外れない事は良く有りますが、万力を使うと外せる事も有ります。

 

そのⅠ

これに万力を使うのは有名ですが、ボスフリー外しです。

工具を万力に咥えて

ボスフリーを差し込み、車輪を両手で左に廻します(右ネジなので素直にネジを緩める方向でOK)。工具がスプラインタイプはそのままでOKですが、サンツアーやレジナなどの二つ爪タイプは工具がカムアウトしてフリーの工具引掛け部を痛めない様にネジやクイックシャフトで工具をフリーへ押し付けて置く事をお勧めします。

 

そのⅡ

トラックレーサーのスプロケット

工具は落ちない程度に締め付ければ大丈夫です。

工具のチェーンがしっかりスプロケットにかかっていることを確認して車輪を左へ廻します。これもきつく締まっている事が多く、工具にエクステンションをかましても外れない事が有りますが、万力は車輪を両手で持てるので安心して力が掛けられます。

 

その三

これは何用の工具か分かりますか?

バンドブレーキのドラム外しです。ブレーキなのできつく締まっていて上記二種類よりも外すのに苦労することが多い部品です。

これも右ネジなので車輪を左に廻せば外せます。

 

いずれも大切な事は作業の前にネジ部に浸透潤滑剤を吹き付けて置く事です(しかもなるべく浸透性能の良い物)。

以上です。万力が無いと何の役にも立たない情報ですが何かの参考に成れば。